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  1. 小金井市議会 2002-10-25
    平成14年第6回臨時会(第1号) 本文 開催日: 2002-10-25


    取得元: 小金井市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-14
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時01分開会 ◯議長(小川和彦議員) おはようございます。  ただいまから平成14年第6回小金井市議会臨時会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  ここで、議会運営委員会を開催する必要がございますので、暫時休憩いたします。        午前10時02分休憩      ────────────        午前10時25分開議 2 ◯議長(小川和彦議員) 再開いたします。  休憩中に議会運営委員会を開催しておりますので、議会運営委員長の報告を求めます。     (9番小尾武人議員登壇) 3 ◯9番(小尾武人議員) おはようございます。  議会運営委員会は、本日10月25日に開催し、平成14年第6回臨時会に関し、協議いたしましたので、その結果についてご報告いたします。  本臨時会に付議されます案件は、市長提出案件として、議案第60号、平成14年度小金井市一般会計補正予算(第6回)の1件が提出されておりますので、本臨時会の会期及び会議日割、案件の付託先委員会などについて協議いたしました。その結果、本臨時会の会期につきましては、本日10月25日の1日とすることに決定いたしました。また、会議日割につきましては、お手元に配付いたしております会議日割表のとおりと決定し、市長提出案件の取扱いについては、説明、質疑を行い、委員会付託を省略し、即決することと決定いたしました。  以上をもって、議会運営委員会の報告を終了いたします。 4 ◯議長(小川和彦議員) ただいまの議会運営委員長の報告に対して質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 5 ◯議長(小川和彦議員) 以上で質疑を終了することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 6 ◯議長(小川和彦議員) ご異議なしと認めます。よって、質疑を終了いたします。
     以上で、議会運営委員長の報告を終了いたします。  お諮りいたします。ただいまの議会運営委員長の報告どおり決定することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 7 ◯議長(小川和彦議員) ご異議なしと認めます。よって、議会運営委員長の報告どおり決定いたしました。    ────────◇──────── 8 ◯議長(小川和彦議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第 118条の規定により、議長において        4番 藤 村  忍 さん 及び        5番 野見山 修吉 さん を指名いたします。    ────────◇──────── 9 ◯議長(小川和彦議員) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今臨時会の会期は、本日10月25日の1日といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 10 ◯議長(小川和彦議員) ご異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。    ────────◇──────── 11 ◯議長(小川和彦議員) 日程第3、議案第60号、平成14年度小金井市一般会計補正予算(第6回)を議題といたします。  直ちに提案理由の説明を求めます。 12 ◯市長(稲葉孝彦) おはようございます。  議案第60号、平成14年度小金井市一般会計補正予算(第6回)をご提案申し上げます。  本案は、9月30日の第3回市議会定例会において、否決となった議案第41号、小金井市一般会計補正予算(第3回)のうち、事業的経費を一定内容精査の上、あわせて総合体育館関係の工事費等を加えまして、歳入歳出それぞれ1億 5,051万 7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ 303億 5,526万 9,000円とするものであります。この歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額等は、「第1表歳入歳出予算補正」のとおりであります。  また、地方債の変更は、「第2表地方債補正」のとおりであります。  以上のとおり補正するため、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当部長から説明させていただきます。よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 13 ◯企画財政部長(大久保伸親) それでは、細部につきまして説明いたします。  事項別明細書の9、10ページをお開きいただきたいと思います。  2、歳入、款7、地方特例交付金 2,533万 6,000円の増額補正でございます。恒久減税による減収見込額の4分の3から、市のたばこ税の増収見込額を控除した額が交付されますけれども、平成14年度交付決定額が予算に対しまして増となったため、補正するものでございます。  次に、款8、普通交付税減額の5億 4,210万 2,000円の減額補正でございます。当初予算では、10億 6,100万円計上しておりましたが、算定の基礎となる基準財政需要額に算入される額の一部が臨時財政対策債へ振り替えられたことにより、5億 1,889万 8,000円となり、予算に対しまして5億 4,210万 2,000円減額となるため、補正減するものでございます。  次に、款11、使用料及び手数料、目6の教育使用料の総合体育館使用料 1,392万 7,000円の減額補正でございます。総合体育館使用料予算計上額は、平成13年度上半期実績に、10年度から12年度の下半期の3年平均収入額を加えまして、 4,383万 9,000円と見込みましたが、平成14年9月から15年3月までプール使用を中止することに伴い、 1,392万 7,000円を減額補正するものでございます。減額金額につきましては、平成13年度下半期の収入額を参考として補正減してございます。  次に、款13、都支出金の精神障害者グループホーム運営費補助金69万 1,000円の減額補正でございます。この補助金は、事業費と施設借上費の合計補助額に対しまして、その4分の3の額が交付されますが、施設借上費が92万 1,000円減額となったことにより、補助金が減額となるため、補正減するものでございます。第3回補正予算では、83万 7,000円の減額でありましたが、8月22日施設より変更交付申請がございまして、生活保護受給者から一般に、7月から1人変更となったことにより、9月までの3か月分、19万 5,000円となりますが、補助金支出増となることにより、14万 6,000円の歳入増と見込まれるため、69万 1,000円の減額に変更してございます。  次に、11、12ページをお開きください。  款15の寄附金の緑化事業寄附金1万 8,000円の補正でございます。寄附2件の歳入があったため、補正するものでございます。  次に、款17の繰越金の前年度繰越金でございます。平成13年度決算剰余金3億 1,976万 1,000円から科目存置 1,000円を差し引きますと、3億 1,976万円となりますが、第5回補正予算で1億 1,883万 6,000円を補正しておりますので、差し引き2億92万 4,000円を今回補正するところでございます。  次に、款18の諸収入の雑入の自動車保険共済金の増額補正でございます。対物破損事故の共済金の補正でございまして、朝鮮五葉松破損部に係るものでございます。  次に、款19の市債の住民税等減税補てん債でございます。14年度減収見込額が増となったため、 420万円補正増するものでございます。  次に、13、14ページをお開きください。  目11の臨時財政対策債4億 7,520万円の増額補正でございます。基準財政需要額の一部が臨時財政対策債の発行に振り替えられたため、発行するものでございます。  次に、15、16ページをお開きください。  3、歳出、款1、議会費の傍聴者用説明プレート作成委託料3万 4,000円の補正でございます。傍聴席での写真撮影、録画等ができるように改められたため、説明板2枚の作成委託料でございます。  次に、17、18ページでございます。  款2の総務費、項1、総務管理費、電算業務に要する経費でございます。国保・老健システム修正委託料 3,563万 4,000円の補正でございます。医療保険制度改正に伴うシステム修正委託料でございまして、第3回補正予算案では、 7,746万 7,000円計上していたところでございます。第5回補正予算で、既に流用により執行、契約事務が完了した経費ということで、 4,183万 3,000円補正しておりますが、今回差し引きした額を予算計上してございます。  次に、契約差金でございますが、財源捻出のため、委託料と使用料及び賃借料の契約差金、合計 1,066万 7,000円を減額補正しているところでございます。  次に、自動車等交通事故賠償金49万 8,000円の補正でございます。第3回補正予算案では、 120万円の補正を見込んでおりましたが、第5回補正予算で70万 2,000円の補正をしております。したがいまして、今年度さらに必要と見込まれる差引額を今回計上しているところでございます。  次に、中村研一記念美術館調査委託料 525万の補正でございます。当該建物を市が寄附を受け、管理運営を行っていくために必要な基礎調査、管理運営方法の検討を行っていくための委託料を計上してございます。  次に、19、20ページをお開きください。  目2の賦課費の郵便料の補正でございます。納税通知書、償却資産申告書の件数増及び名寄帳の再送付等による郵便料の不足物を補正させていただくものでございます。  目3の徴収費の還付金及び還付加算金 200万円の補正でございます。市都民税の更正、法人市民税の確定に伴う還付金の予算に対しての不足分を活用するものでございまして、第3回補正予算案では 1,500万円でございましたが、第5回補正予算で 1,300万円補正済でありますので、差し引き今年度不足と見込まれる 200万円を補正するものでございます。  次に、21、22ページをお開きください。  款3、民生費の精神障害者グループホーム運営費補助金の減額補正でございます。第5回補正予算では、10月1日からの委託料への組替分 542万 4,000円を補正しております。今回の補助金の減につきましては、その組み替えによる 542万 4,000円と、施設借上費補助金減少分としての92万 1,000円の合算額を補正減するところでございます。  次に、小金井市福祉公社補助金 1,446万 9,000円の減額補正でございます。第3回補正予算案では、 1,379万円の減額補正でございましたが、9月までの補助金確定により、さらに67万 9,000円が減額となるところでございます。それらを加えまして減額補正するものでございます。  次に、老人医療に要する経費の印刷製本費と郵便料でございます。第3回補正予算案から第5回補正予算計上額を差し引き、今回それぞれ補正してございます。  次に、老人保健医療事務共同電算処理事務委託料 143万 1,000円の補正でございます。高額医療費の制度改正によりまして、件数増が見込まれたため、補正増するものでございます。  次に、23、24ページをお開きください。  保育所入所事務等に要する経費の印刷製本費68万 3,000円の補正でございますが、「のびのびこがねいっ子」 5,000冊の増額経費を計上してございます。  次に、まえはら学童保育所建物調査委託料 128万 1,000円でございます。まえはら学童保育所の床の傾斜原因究明調査費を計上するところでございます。  次に、25、26ページでございます。  款4の衛生費の消耗品費 409万 5,000円でございます。中間処理場破砕機消耗品の交換を運搬効率の向上を図る観点から、年3回から年6回に3回増することによります所要額を計上してございます。委託料の中間処理場施設運転管理委託料 147万 5,000円の補正でございますが、関連して破砕機の保守管理を年3回増とするため、委託料の補正を行うものでございます。  次に、27、28ページでございます。  款7、商工費の駅周辺商店街活性化基本構想策定事業補助金25万円でございます。商工会に対する補助金で、予算計上の考え方は、第3回補正予算案と同様でございます。  次に、29、30ページでございます。  款8、土木費の街路灯設置及び補修委託料 759万 4,000円の補正でございます。補修件数の増に伴い、 881件分の補修費を計上するものでございます。  次に、31、32ページでございます。  都市公園等の維持管理に要する経費の光熱水費、修繕料の補正でございます。光熱水費については、小長久保公園水道設置に伴う水道料金でございます。修繕料につきましては、都市公園の遊具の腐食、破損、部品の交換等33基分の修繕費を計上してございます。  次に、小長久保公園水道取出工事につきましては、草花水まき用水道線1基設置の工事費でございます。  次に、鉄道線増立体化整備基金積立金 1,020万円の補正でございます。平成13年度TAMAライフ継承事業推進対策費交付金といたしまして、 3,820万円の歳入がありましたが、基金に積み立てできなかった分を今回積み立てするものでございます。  次に、緑化基金積立金5万 2,000円の補正でございます。寄附2件分1万 9,710円と、13年度の積み残し分を基金に積み立てるものでございます。  次に、33、34ページでございます。  款10、教育費の学校給食事業検討委員会謝礼45万 5,000円の補正でございますが、検討委員会を15年3月まで延長し、6回分の委員謝礼の必要額を計上してございます。  次に、35、36ページでございます。  項2の小学校費でございます。土地借上料につきましては、14年度改定により、第二小学校の土地借上料が減となったため、補正減するものでございます。  次に、備品購入費の教育振興備品、都標準によるものの補正でございまして、第三小学校陶芸窯2台の購入費でございます。工事請負費につきましては、陶芸窯設置に係る動力幹線設備工事費でございます。  次に、37、38ページでございます。  項3、中学校費の土地借上料の減額補正でございます。第二小学校と同様に、第一中学校土地借上料の改定に伴い、予算との差を補正減するものでございます。  次に、39、40ページ、項4の社会教育費の(仮称)学校外活動推進協議会委員謝礼の減額補正でございます。予算組み替えによる不用額分を減額するものでございます。  次に、41、42ページをお開きください。  項5の保健体育費、総合体育館維持管理に要する経費 7,984万 6,000円の補正でございます。報償費、公認プール管理指導者謝礼10万 5,000円の減額補正でございます。プール使用中止による不用額分を減額するものでございまして、当初24回分が9回の執行のため、15回分の不用額を減額するものでございます。  次に、修繕料 891万 2,000円の補正でございます。強制ボディーシャワー改修ほか7点の修繕経費でございます。  次に、委託料の契約差金でございます。契約差金13件分で 324万 9,000円、ほかプール使用を9月から中止したことに伴うプール管理運営委託料の解約による不用額分として 1,496万 2,000円を合計し、 1,821万 1,000円を契約差金として予算の減額をするものでございます。  次に、プール天井等改修工事の予算補正でございます。調査点検結果及び改修設計に基づき、必要な改修経費を計上してございます。なお、調査点検報告並びに改修工事の内容、修繕料の内訳につきましては、議案資料として添付しておりますので、詳細につきましては、予算関係の説明終了後、教育部次長の方から説明いたします。  次の土地借上料の減額補正につきましては、14年度の借上料の確定に伴い、予算との差を補正減するものでございます。  次に、43、44ページでございます。  款13、予備費でございます。第5回補正後の予備費に 3,484万 9,000円を増額して、 4,524万 1,000円とするものでございます。なお、予備費からの充当といたしまして、婦人会館雨漏り修繕といたしまして、 180万円がございます。したがいまして、純粋な予備費といたしましては、 4,344万 1,000円となるところでございます。  次に、45ページをお開きください。  地方債の調書補正でございます。当該年度中増減見込額の補正額を4億 7,940万円追加し、補正後の額を20億 7,040万円とするものでございます。なお、当該年度末現在高見込額を 233億 1,020万 4,000円とするものでございます。  大変恐れ入りますが、前に戻っていただきまして、予算書本文の2、3ページをお開きください。第1表の歳入歳出予算補正でございます。ただいま説明いたしました内容を、歳入歳出それぞれ款項に区分し、補正額をそれぞれ1億 5,051万 7,000円とし、補正後の額を 303億 5,526万 9,000円とするものでございます。  次に、4ページの「第2表地方債補正」でございます。7番、8番の起債限度額を表のとおり改め、補正後の限度額を20億 7,040万円とするものでございます。  以上で、予算関係の説明とさせていただきます。資料3からは、担当部長から説明いたしますが、よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 14 ◯教育部次長(中川 透) では、資料3の小金井市総合体育館プール天井調査点検委託につきまして、ご説明いたします。  去る8月2日に、体育館温水プール屋根ひさしの一部が落下したことに伴いまして、改修工事設計等のため、プール天井の調査点検の必要から委託しておりましたが、調査結果書が提出されましたので、その概要を説明いたします。  まず、お手元に配付いたしました調査点検報告書をごらん願います。今回の調査方法は、内部足場を使用しまして、天井裏を目視調査で実施しております。調査期間は、平成14年9月7日から平成14年9月11日までの5日間で調査を実施しております。調査会社は、株式会社サンコー建築事務所でございます。  まず最初に、配付しました6ページ、7ページの図面の見方を最初に説明いたします。まず、報告書には、Y6、Y7、X6、X7という文言が出てきますが、この図面の中で、ご配付の6ページの図面の上段に、左から、Yの1からYの9まで、これが同じく図面の一番下段のY1からY9が、縦軸としてあらわしております。同じように、図面の右側にX5からX12という横軸がございます。そこのクロスする部分が調査箇所ということで、報告書の中によく出てくる文言でございますので、このような内容で説明していきます。  まず、配付した図面ですが、6ページの1枚目は、鉄部の損傷劣化状況図でございます。7ページの2枚目は、天井吊りボルトの損傷劣化図でございます。  まず、図面の左側に、AB欄がピンク、C欄が黄色、D欄が緑というような区別で表示しておりまして、まず、ABランクでは、腐食が激しく、危険箇所及び錆が鉄部全部に発生箇所ということで示しております。黄色のCランクでは錆が部分的に発生している箇所、Dランクでは錆がほとんど発生していない箇所という色分けになっております。この2枚の図面から見まして、ピンク、桃色の部分がプールの四隅に集中していることが特徴的となっております。  次の3枚目のページ8の図面でございますが、屋根張り替え工事箇所でございます。今回の改修工事箇所は、屋根をはがさなければ施工できない部分がございますので、斜線の部分が屋根の張り替えを行う箇所でございます。斜線のない中央部は、錆等もないというところでございまして、改修の必要がない箇所でございます。したがいまして、斜線の部分を真下におろせば、屋根の下地台を全部取り替えをする箇所ということになるものでございます。  これで、一応図面の概要説明を終わりまして、次に1ページの調査結果概要でございます。そこでは、建築、電気、機械設備別に劣化損傷状況が報告されております。  まず、建築関係でございますが、鉄部の腐食についてですが、大梁につきましては、溶接部を除き、一部に塗装の劣化等があるものの異常はないとしております。  Y6、Y7、文言から数えて8行目には、X6、X11、X12、及びY8通り付近の母屋及び水平ブースについては、劣化が激しく、塗装面から内部の鉄骨本体部分まで劣化している箇所が多数見受けられ、取り替える必要があると指摘されております。  同じく、そのページの11行目には、天井吊りボルトにつきまして、幼児プールを含め、全般的に劣化が激しく、取り替えが必要であると指摘されております。  次の、2番目の、屋根下地材の特殊木毛板は、今回8月2日に一部落下した部分ですが、全体的な劣化は認められなかったが、Y5通り両側面両端部である2か所のルーフドレインですが、このルーフドレインとは、屋根の雨水を下へ流す役目を果たすものですが、この周りにひび割れが生じ、内部の鉄棒が腐食し、落下している箇所があったということで、先ほどお配りしましたページ6の図面でいきますと、まずY5の縦軸の一番上、1番が8月2日に落下した箇所でございまして、その真下におろしていきまして32番という部分が、そこもルーフドレインの周りが落下している部分があるという、こういう指摘になってございます。この部分につきましては、耐火性能として、30分耐火が法的に必要な場所であり、メーカーが耐火指定をとっており、メーカーの特定はすることができないが、いずれも垂木ピッチは 600ミリから 607ミリであり、指定された工法に基づいて施工されていると思われるとしております。  続きまして、電気設備につきましては、照明器具、放送設備等が腐食が進み、取り替える必要があると指摘されております。
     同じく2ページから3ページにかけまして、機械設備関係が記載されておりますが、天井内換気設備につきましては、ダクト経路の追加変更も含め、再検討することが必要と思われ、特に改善点として、腐食の進んでいた部分、図面上では、四隅のY8、Y9の壁面沿いの箇所を示しますが、ダクトを延長し、外気をバランスよく取り入れることで、結露の発生を抑制することができるということで、今回の改修工事の中にもその線を生かしております。  あと、プール内空調設備につきましては、直ダクトを除き、腐食が進んでいるため、天井内で破損し、プール室内の暖かい湿った塩素を含む空気がガラリを通して巡回したため、ガラリ近くの腐食が激しくなったと思われると思っております。配管類は、特段今回取り替える必要がないというような指摘がされております。  あと、その他としまして、ダクト等の吊りボルトは、今回全部ステンレスを使用することが望ましいということで書かれております。  次に、4ページの調査結果に対する考察でございます。プール天井の四隅の部分の鉄部が最も腐食が進んでおり、図面で言いますY9、X12のクロスする箇所、図面では右下の部分ですが、劣化が最も激しく、肉厚の薄い鉄部は、ほとんど強度がないと思われる状態の部材も一部見られるとされております。  次に、6行目では、錆の主原因は、天井内への外気の取り入れが夜間停止されていたことや、空調用ダクトの一部が脱落していたことから、プール室内や天井裏の空調バランスが崩れ、塩素が天井内へ侵入し、結露の発生等が長時間にわたって起こり、鉄部の劣化を進行させたものと思われると述べております。  10行目では、屋根下地材の落下については、先ほど説明しましたが、Y軸の上部、8月2日に落下した1番と、Y軸の下段の32番の2か所にあるルーフドレイン付近であることから、屋根のメンテナンス、これは公園の中に建物がございますので、屋根に枯れ葉等が積もりますので、その清掃をする際に、人がパラペットから屋根面に降りるときに加わる衝撃を繰り返し受けたことが原因の一部ではとも推察されるが、特定することは困難であると述べております。  14行目には、体育館の構造の特徴を述べておりまして、鉄筋コンクリートづくりであり、重層の大スパン構造物、体育館及びプール等は、柱が使えないことでございますね。32メートルのスパンを鉄骨で大梁として支えている方法でなっております。そこで、鉄骨系の構造物は大スパンに向いているが、揺れやすい特徴をもっており、天井部材に対しても、この特徴を考慮した選択が必要とされまして、温水プールに天井を張る場合、鉄骨大スパン構造物の場合は、前段で言う揺れやすい特徴から、完全に密封することは困難であり、換気等によって塩素の侵入を防ぐ工法が適していると思われると述べております。  最後に5ページでは、改修方法について述べておりますが、各項目に指摘する事項は、今回の改修設計の中にすべて含まれております。  なお、一部訂正がございまして、1の建築の文言の行から数えまして8行目の「ガセットレート」という文言がございます。それは「ガセットプレート」ということなので、「プ」が間に入りますので、訂正をお願いいたします。  今回の改修設計に対しまして、体育課の要望は、今後こういう落下事故等が起きないよう発生防止をお願いしておりまして、設備のメンテナンスができるご配慮をお願いしております。その対応としましては、やはり天井裏が点検できるような設備をお願いしたいということと、公園内でありまして、落ち葉が多い場所でありますから、屋上の清掃ルーフドレインの安心してできる改良をお願いしたいということで要望しております。  また、平成12年請願第1号により、「学校5日制の会」及び「知的障害者のための通所施設をつくる会」等から請願があった障害者用更衣室の設置要望につきましては、12年第4回定例会で請願が採択しておりましたので、今回の改修工事の中で設置をするということとしております。  以上、報告書の概要説明を終わります。  次に、9月13日の厚生文教委員会で落下事故の報告をいたしましたが、その中で、プール換気フアン運転が、24時間から12時間運転になぜ変更されたのかということにつきまして、内部で調査中でございましたが、調査の結果、変更理由は特定できないということで報告させていただきます。  体育館オープン当初は、体育館の管理面では、シャワーや採暖室の温度調整問題や、また大きな問題としまして、当時騒音問題と、光熱水費等のランニングコストの増大という大きな問題がございまして、このような開館当時の管理面の諸問題解決のため、多種類の機械の微調整を繰り返し行い、安定した体育館の管理運営状況を模索する中で、その一環として天井裏のフアンの時間変更もかかわりがあったのではないかと推察いたしております。  また、体育課の文書保存年限は、体育課の許認可関係文書が唯一長期保存に該当しておりまして、施設維持に関する文書は5年保存でございます。当時の関係文書は、平成7年中には廃棄対象となっておりますので、現在現存しておりませんでした。なお、機械等の取扱説明書等は、現在も現存しております。  以上で報告を終わります。 15 ◯都市建設部長(小林敬昌) それでは、工事概要について説明いたします。  工種としましては、資料4をごらんいただきたいと思いますが、工種としましては、建築工事が主でございます。機械設備と電気設備の工事を含ませていただいておりますが、まず、建築工事でございますが、大きく分けまして、屋根の改修工事と天井改修工事を行います。改修工事の範囲等につきましては、先ほどまず4ページでお示ししておりますが、こちらをご参照いただきたいと思います。  プールの屋根は、特にステンレスでふいておりますが、これは特に傷んでございませんが、下の四隅の鉄部の補修、あるいはガセットプレートの交換等がございますので、どうしてもそのように傷んでいる部分を一応取り壊す必要がございます。この関係で、 768平米ございます面積のうち 444平米、これを改修いたすことになります。 444です。これは、1ページに書いてございますので、ごらんください。残りは 324平米です。中央部がコーナーまで使えると、そういうことでございます。  それから、ステンレス板の張り替えの範囲でございますが、これは、今、次長の方が説明しました資料3の8ページにお示ししておりますので、これもご参照いただきたいと思います。既設の屋根材撤去後、同じ材料で屋根を改修いたしますが、アスファルトルーフィングの下に厚さ 1.6ミリの亜鉛メッキ鉄板を敷き込みます。これは屋根の補修点検と、落ち葉の除去作業、先ほども次長の方からも要望がありましたが、どうしても公園の中にあります体育館でございますので、落ち葉、落葉でございますけれども、これの除去にどうしても屋根におりる回数が多くなっておりますので、これに対応するために、さらに安全度を高めるために、通路部分のみ敷くものでございます。あわせて今回屋根上部通路を設置いたしまして、幅60センチの通路を設置することにしております。母屋、これは垂木でございますが、これは、すべて今、改修部分につきましては、交換いたしますが、今まで60センチ前後のピッチでございましたが、45.5センチで施工すると、そういうことにしております。  次に、天井改修工事でございますが、鉄製吊りボルトが非常に錆により腐食しておりまして、ほとんど肉厚がない部分もございます。そういう関係で、25メータープールと幼児プールの天井すべてを改修いたします。なお、ステンレス製吊りボルトを今度は使用いたします。天井内のセラミック吸板上面等に厚さ25ミリの発泡ウレタンの吹きつけを行います。はり母屋等の鉄部の劣化部分をすべて補修し、塩化ゴム系エナメル塗装をいたします。また、天井内に保守点検等が用意に行われるようにステンレス製のキャットウォーク、これも幅60センチ程度の通路でございますが、吊り通路といったらいいかと思いますが、非常にこれを使って容易に天井の裏に入りまして保守点検ができると、そういう設備を今回一応42メートル設置いたします。  2ページに移ります。その他の改修工事といたしまして、幼児用の腰洗い槽を埋めて、床面と同じタイルを張ります。結局腰洗い槽をやめまして、そこは床面にすると、そういうことでございます。それから、身障者用の更衣室をプールサイドの方に面積約12平米で新設いたします。  それから、機械設備工事でございますが、25メートルプール、幼児プールとも、それぞれ現存の給気フアンでございますが、これを撤去しまして、新設に合わせまして消音チャンバーを設置いたします。なお、25メートルのプールの方には吹出口の増設を行います。  電気設備工事は、現在天井に設置されております天井照明器具、それから天井埋込型スピーカー等、3)のところに一覧で書いてございますが、これらの工事をすべて新しいものに交換いたします。  以上で、工事概要の説明を終わらせていただきます。  なお、工事は来年4月にオープンということを考えますと、11月14日ぐらいから来年の3月20日まで、これで計算しますと、実質工期は83日ぐらいしかとれませんので、これは土日、それと休日を除いたような、実質工期と申しておりますが、こういうことをめどにやります予定でございます。  以上でございます。 16 ◯体育課長補佐(吉池義雄) 議案60号の資料5について説明させていただきます。  これは議案60号のページ42、需用費修繕料 891万 2,000円に対する資料でございます。1ページは、その修繕の内訳の一覧でございます。裏面の2ページは、その箇所についての図面でございます。順次ナンバー1から説明させていただきます。  1につきまして、強制ボディーシャワー改修、このものにつきましては、図面で見ていただきますとわかりますように、更衣室からプールに入る際、個人個人の利用者がシャワーを浴びますが、それとは別に、強制的にセンサーによってもう一度シャワーを浴びるという形の衛生上のものであります。  これにつきましては、今回工事の方で、身障者の更衣室を増設する際、その場所においてトイレ等が設置できない構造のため、一般の男女のトイレを改装して、身障者の方にも使っていただく形になりますので、この部分において、強制シャワーにおきましても、上部からではなく、側面からもシャワーが出るような形、あるいは間違いなく出るように、センサーが故障しても押しボタン式で出るような形のものに改修するものでございます。  2番のプール更衣室床改修及び立ち上げ、洗面台補修、更衣パーテイションコーナーの設置につきましては、これは女子の更衣室及び男子更衣室のものでありますが、今回の本格的な屋根等の改修工事が長期にわたりますもので、4月に開場の際に、市民に開場するためには、安全面の確保とともに施設環境をリフォームし、新たな形で開放するということを、平成元年以来14年も長期にわたって開場していたものですので、そういう面の今までの要望にも基づく改修を一定の形でこの際したいということで、出しております。ただ、財政上の問題もありまして、身障者の方の更衣室に伴う修繕というものを中心にさせていただいております。  プールの更衣室につきましては、以前より悪臭等が強いという批判を受けておりまして、それは清掃面で構造上、毎日の清掃ができない形だったものですから、今回、毎日清掃できるような床の改修をしたいという形になっております。  また、洗面台につきましても、14年経過しておりまして相当傷んでおりますので、補修をしたいということであります。  更衣、パーテイションコーナーの設置につきましては、これは女子の部分だけですが、女性の方が、更衣室の中でも個室的な形で個人個人着替える形の場所を設置してほしいという利用者の要望がありましたもので、この際それを設置させていただくという形のものであります。  次に、3番の女子トイレ改修につきましては、先ほど話しましたような身障者の方の利用者に対するトイレ等の改装にかかわるもの、及びトイレスチーム暖房が、現在腐食でそこの部分を取り除いてありますので、改めて、この際、暖房が機能するような形に戻したいという修繕であります。  4番の男子トイレ改修につきましても、身障者の方の車いすに対応する形、及びトイレのスチームの暖房の復旧での修繕でございます。  5番のプール東側換気扇(給気用)2か所設置につきましては、温水プール内の空気関係を安定させるために、今年度排気の換気扇を2基設けて夏場の温度調節をしているところでございますが、やはり給気のものがありませんと、天井裏等との安定が保てないということですので、給気の換気扇を2か所設置したいというものでございます。  6番の廊下の床改修につきましては、プールの受付から男女の更衣室までの廊下でございますが、現在じゅうたん敷きになっているもので、開館以来14年たち、相当の悪い状態になっているもので、これを水に強い形のタイル型の物に替えたいというものでございます。  7番のプール内掛け時計交換2か所につきましては、大プールと幼児プールの上に掛け時計が2か所ありますが、現状において腐食が激しく、時たま針の状態が停止するようなケースもあり、これをこの際交換したいということであります。  8番の利用案内掲示板等につきましては、手書きの物等がいろいろあり、それを今回開場するに対し、見ばえのいい形の物にしたいというものでございます。  以上でございます。 17 ◯議長(小川和彦議員) これより質疑を行います。 18 ◯4番(藤村 忍議員) 質問させていただきます。  まず、今回の第6回の補正予算、これの提出するに当たっての基本的な姿勢というのを改めて、まず確認させていただきたいと思います。  前回の臨時委員会の補正予算では、義務的経費のみを補正予算として組んで、そのほかの経費については、精査の上、補正予算を再度組み直すということだったと思うんですね。それで、今回この第6回が出てきたわけなんですけれども、改めて今回出された補正予算の内容を第3回の補正予算と合わせて見てみますと、前回の第5回の補正予算で組みきれなかった残りの部分が入っているのと、それに合わせて補助金ですとか、委託料ですとか、そういった金額の増減が一部あったのと、新たに入っている予算としては、総合体育館の関係費ぐらいなのかなというふうに理解しております。  こういうふうに以上の中身を見てみますと、事業的というか、政策的予算で新たに組まれたものは、特に目新しいものがないようなんですけれども、これが前回市長が言われていた精査をした結果ということなのかなというのがまず素朴な疑問としてあったのと、ですから、補正予算第3回を、あと5回、6回に分けた理由がちょっとわからなかったというのがあります。こういう今回出されたような第6回の補正予算、このような中身であれば、総合体育館のプールの改修工事、関係費、これ以外は、前回の第5回の補正予算で十分組めたのではないかというふうに思います。  また、第3回の補正予算の際、ネットを含めて修正案を出させていただいたんですけれども、その中で、学校図書費と、それからまちづくり条例アドバイザー謝礼を盛り込みさせていただきました。今回、第6回の補正予算を検討される際に、精査される際に、これらの予算も是非入れていただきたかったと思っているんですけれども、その点についてはどのようにお考えなのか、見解を伺わせていただきたいんです。 19 ◯企画財政部長(大久保伸親) それでは、藤村議員のご質問でございます。  基本的な姿勢ということでございまして、先ほど前段市長が次第書の中で述べたとおりでございますけれども、基本的に第3回補正予算は、原案も修正案も否決になった、こういう状況がございます。したがいまして、第5回補正予算の中では緊急に対応しなければならない義務的な経費のみをいわゆる補正させていただいたと、こういうことでございます。その間、若干の期間の経過がございますので、あるいは補助金の支出の関係等もございます。それらの内容については、内容を精査して、今回補正計上したところでございます。  それから、第6回として提案申し上げましたのは、いずれも第5回の中には総合体育館のいわゆる調査をしてございまして、その結果が出たのが10月16日でございます。したがいまして、改修工事費、あるいは修繕料等をその時点では計上することができませんでした。したがいまして、第6回補正予算として、今回提案するものでございます。  それから、修正案の関係でございますけれども、基本的には、学校図書費等につきましては、いわゆる15年度予算の中から一定年次計画的な対応をもって図ってまいりたいと考えているところでございます。  それから、まちづくり条例アドバイザーの関係でございますが、これにつきましては、既に業者と委託契約を締結してございます。それらの関係から、今回計上してございません。  以上でございます。 20 ◯4番(藤村 忍議員) 今ご答弁いただいたんですけれども、総合体育館に関する経費のことは、もう十分承知しておりまして、それは、今回でなければ出せないということは承知しております。前回の5回の補正予算のときは、緊急的経費を含むということで対応したということなんですけれども、緊急ということを考えますと、義務的経費ではなくても、例えばまえはら学童保育所に関しては、子どもたちの安全を図る上でも、やはり建物の調査は緊急に要したことではなかったかと思いますし、また、中村研一美術館についても、美術館自体の財政状態が非常に悪くて、運営できる期間というのがもう期間的にも迫っているわけですね。ですから、市がどのようにこれからこの美術館に対して対応していくのかということを、やはり早急に答えを出していかなきゃいけないんだろうと。そのためには、できるだけ早く調査をするということが、やはり必要なのではないかと。そのためには、まえはらの学童保育所に関しても、この美術館に関しても、ほかにも緊急を要するものが幾つかあったと思いますけれども、すぐに事業が着手できるように、せめて前回の第5回のときの補正予算に組み込むべきだったのではないか。そういう意味では、緊急を要するということでは、これらの経費もやはり入れておくべきであったというふうに考えております。  それから、学校図書費についてなんですけれども、これについては、陳情書でも上がって、市民からの要望もありましたし、議会の中でも、再度今の学校図書室の蔵書の状態というのは非常に悪いと。だから、やっぱり子どもたちが、いい環境で学んで、そして育っていく、そういったいい環境づくりをするためにも、学校図書にかかる費用をどうにかやはり入れていくべきではないかということがさんざん指摘されていて、それについては、やはり議会意思としても、皆さん同じ思いを持っておられたんではないかと思うわけですね。ですから、そういった学校図書費についても、今年度中に、今回第6回では、今回含んではいないんですけれども、再度ご検討の上、次回のもし12月に補正予算を組むという予定があるんでしたら、その中でどうするのか、ちょっと見守っていきたいなというふうに思っています。  それから、まちづくりアドバイザー謝礼についてなんですけれども、そういえばあしたですか、市民会議が行われますけれども、そこで講師を招いての学習の機会が設けられる予定になっております。市民参加でいいまちづくり条例をつくるためには、そういった市民の方にも学習する機会を設けるというのが大変非常に必要なことですし、今回そういった講師を派遣できるというような機会が設けられたというのは、大変私は評価できると思います。  そこで、質問したいんですけれども、まちづくりの市民会議に今回講師を派遣するんですけれども、その予算措置というのはどのようにされたのか、ちょっと1点質問させていただきたいと思います。 21 ◯市長(稲葉孝彦) 先ほど企画財政部長が答弁いたしましたように、第5回の臨時会で義務的経費、緊急を要するものということで、義務的経費を中心に出させていただきました。どうしてもやらなければならない、どうしても必要な予算ということで出させていただきました。藤村議員は、そのときにもうちょっと事業的経費、政策的な経費もあったではないかというご質問なんですけれども、私たちは、9月の定例会の中で補正予算を出すということは、市民生活にとって必要な予算だということで提案させていただいております。ですから、予算は是が非でも通していただきたいという思いで出させていただいております。しかし、議会の判断の中で、予算は否決ということになれば、予算全体が使えないということになります。その中で、義務的なものはまず出させていただくということでやらせていただいたわけで、是非予算を通していただきたいなと思っておりまして、その中で通した予算をどう執行していくかということを厳しくご指摘をいただくのは構わないんですけれども、予算が否決されてしまうということになると、執行できないわけですから、残念ながら私たちの思いも通らないということになっております。  それから、修正案が出されたわけですけれども、修正案に対しても、議会の一定の判断が出ておりますので、それらも加味させていただいている。ただ、必要なものに対しては、先ほどの答弁にもありましたように、年次を追ってきちっとした対応をしていこうではないかというふうに考えております。 22 ◯都市建設部長(小林敬昌) 26日の講師の件でございます。これにつきましては、当然一般質問等でも進行状況等、いろいろご指摘をいただきましたので、その後、市民会議の進め方について、コンサル等々打ち合わせもしましたし、それと、コアとなる方々にもお集まりいただきまして、相談をいたしました。そういうことに基づきまして、コンサルの方も、今回のいろいろ流れの中で、やはりいい条例をつくりたいと、そういうことから今回の民間の方を呼ぶわけですが、これは自分の中の負担で行っていきたいと、そういう申し出がございましたので、それに変えました。  それから、今後の予定でございますが、市の方からまた行政の方、また各近隣市で行っている方もいますので、そういう方の方の、また行政の立場としての講師もまた呼ぶ計画にしております。 23 ◯4番(藤村 忍議員) 私の質問の仕方が悪いのか、ちょっと答弁が食い違っているところがあるのかなというふうに思っているんですけれども、その第3回の補正予算が出たとき、やはりあの内容では賛成しかねるということで、ですけど反対だけするのではなくて、やっぱりそれにちゃんときちっと対応するということで、やはり修正案という形で、こういうことだったら検討の余地があるのではないかということで出させていただいたわけですね。その中で、盛り込んだ予算というのは、やはり市民にとっても必要だと思っていたからこそそれを入れたわけであります。ですから、こちらもやっぱり必要だと思っているものを入れているわけですし、それによって是非こちらも私としても予算を通したいという思いは一緒だったと思うんですよ。そこのところがやっぱりお互いに理解ができなかったのかなというのがあります。  さらに言ってしまえば、予算が市長はどうしても予算を通したかったと、通してほしいと思っていたということをおっしゃっていたんですけれども、例えば第3回の補正予算に載っていた再任用の人件費に関しても、あれは条例は通ったとしても、議会の中ではまだまだ理解もされていないし、合意もされていなかったと思うんですね。そういった中で、第3回の補正予算に載せてしまったということに関しては、やはりこれは再検討すべきだということも、私たちは言いたかったわけです。そういった意味で修正案を出しましたし、さらに言えば、今回学校図書費に関しましても、必要であるということで、私、先ほど申し上げましたが、やはり再任用にかかる人件費というのは、例えば人件費に関しては、もう払うということが決まっていたわけですよね。前回の臨時議会では、一応それを当初の予算どおりに、非常勤を再雇用ということで、予算を組み替えたわけです。そうすると、やはりそれによって確保しておいた浮いた予算というのができるわけですから、それをどう有効に使うのかということも、やはり検討の課題の中に入れてほしかったと思います。ですから、その総合体育館のプールの改修についても、これは、必要な経費ですし、やはりそれ以外にも今回修正案で出された学校図書費に関しても、やはり是非入れていただくべきではなかったのかなというふうに思っております。  まちづくり条例の講師謝礼についてなんですけれども、事業費の中でというふうにおっしゃっていましたよね。すみません。1点だけ確認なんですけれども、事業費の中でというのは、具体的にどういうことだったのかということと、あと修正案のときに一応3回分、講師の派遣料の謝礼を組み込ませていただいたんですけれども、今後また講師を呼んで勉強したいという要望が市民会議から出た場合に、それにまた対応していただけるだけの予算措置をしていただけるのか、ちょっとその点もあわせて確認したいと思います。 24 ◯市長(稲葉孝彦) 予算を提案して、賛成する方々がパーフェクトにその予算に賛成しているのかというと、やっぱりいろいろな意見はあるんですね。しかし、総体的にやっぱり市政を執行していく上に、市民サービスに影響を与えないためには、やはり賛成するという行動をとる場合もあるんですね。それで、逆に一つがだめだからという場合も当然あるかもわかりません。しかし、その部分がだめだということになれば、全体の予算がつぶれてしまうということも当然あるわけです。修正案が出て、修正案が可決されて、私は執行しないということになれば問題だろうと思っております。しかし、その修正案が、やっぱり否決されるということになれば、これもやっぱり議会の意思が定まったんだろうと思うんですね。ですから、そういうふうに、総合的にやっぱり考えていかなきゃならないし、予算が否決されるということは、市民生活に多大な影響を与えるというのは当然あるわけで、我々としてもその予算が何としても議会のご議決をいただいて、市民生活に影響を与えないようにやっぱり努力していかなければならないと思いますし、また、必要な予算は出させていただかなければならないという、大変苦しいような立場もございます。 25 ◯都市建設部長(小林敬昌) 講師の謝礼についてでございます。これは、事業費の中でというのは、コンサルの委託の中で、コンサルが先ほど申し上げましたように、いいまちづくり条例をつくりたいと、そういうことから、この中で、自分の方で負担していきたいということでございます。  それから、今後の対応でございますが、先ほど申し上げましたように、今度は行政側の方からの、また事例研究という形で、近隣の、また係長クラス、あるいはその上の方をお招きする予定になっております。そういうことで、なるべくこちらとしては、行政で携わった方を、なるべく費用のかからない中で検討していきたいと、そういうふうに考えております。 26 ◯8番(漢人明子議員) 何点か伺います。  最初に、今、藤村議員も質問したんですけれども、私もやっぱり今回の予算がどうしてこういう形で出たのかということが納得できていません。前回の補正予算のときにも、事業的経費は精査をした上で、もう一度出し直すということについて、どういった精査をするのかということを聞きました。結局、今回出てきた内容についても、先ほど提案理由で事業的経費を一定精査をしたというふうにおっしゃいましたが、どこがどう精査されているのかというのがちっともわかりません。結局、前回の9月議会の内容から、同じものが、時間がたったことによって、多少事務的にそれが増減されているということであるというふうに思っておりますので、その点、今の藤村議員への答弁だけ聞いていると、それは議会が否決したからただ先延ばししたんだと、そういうことで、内容の精査をしたということは見えないんですね。そこのところ、提案理由できちっとおっしゃっているわけですから、その精査の内容というものをもう少しきちっと説明をしていただきたいというふうに思います。それが1点目です。  あと、プールの改修関係の方で、本会議での即決ですね。具体的に少し細かく伺いますので、お願いします。  この調査点検報告が出ておりますけれども、この中の4ページで考察ということで、これを見ると、今回の錆の発生の主原因は、天井内への外気の取り入れが夜間停止されたことや、空調用ダクトの一部が脱落していたことから、プール室内や天井裏の空調バランスが崩れ、塩素の天井内への侵入、結露の発生等が長期間にわたって起こり、鉄部の劣化を進行させたものと思われる、ということで、今回の原因というのは、やはりその空調施設を12時間、半分しか動かしていなかったということが大きいということがあると思います。  それから、ここに書いてある空調用ダクトの一部の脱落というのは、これは確認なんですが、3ページにあるiiのプール内空調設備に書いてあるリターンダクトのことを言うんでしょうか。こちらの前半のところの概要とちょっとどこがどうなのかというのをご説明いただきたいと思います。  それで、やはり今回の主な原因は、とにかくこれは管理ミスが主な原因だったというふうにこの考察からは見えるんですけれども、そういうふうにも考えてよろしいかどうかというのが1点です。  それと、管理ミスが大きいということであると、当然経年劣化による、時間がたっているわけですから、いずれにしろ改修が必要だった部分に対応する部分と、その管理ミスのために起こったものに対応する部分というのが、もし分けられるものであれば、例えばどのぐらいの予算の割合になるのかとか、予算というか、今回の経費の割合になるのかということがわかれば教えていただきたいと思います。  それと、あわせて行う修繕の関係なんですけれども、その前半の改修も含めて、今回以前に陳情が採択されておりました点で、身障者用の更衣室が新たに設置されるということは大変いいことだと思っています。ただ、そのなぜ身障者用更衣室を新たに設置してほしいかというその陳情の中では、身障者の場合、介護が必ずしも同性介護ではないということがあったと思うんですね。同姓介護であれば、それぞれの男子更衣室、女子更衣室で行えばいいんですが、必ずしもそうでないために、やはり専用の部屋が欲しいということが理由だったと思います。  それで、今回修繕料の中で、3番と4番の男子トイレ、女子トイレ、それぞれ更衣室の外側ではなく、更衣室の中のプールの方のトイレについて、それぞれの方に車いす用洋式トイレをつくるということになっています。これは、更衣室を新設するという意味、同性介護と限らないから必要だということで考えると、なぜこのトイレについては、それぞれ男女別のところにつくるのかというのが理解ができません。私は、ほとんどの場合、身障者用のトイレというのは、そういうこともあるので、男女とも使えるところにつくるということがあると思うんですが、今回は、これはなぜこういう形になっているのかなということを伺いたいと思います。  それと、あと、今回の改修を考えるに当たって、当時の陳情団体、陳情者の方々、当事者の方々との何らかの調整などをされているのかどうか、これについてもお伺いしたいと思います。 27 ◯13番(斎藤康夫議員) 漢人議員の2点目かと思うんですが、プールの天井調査点検のダクトの件なんですけれども、今の漢人議員の質問は、ダクトが外れていたこと、24時間稼働しなければいけないフアンが12時間しか稼働されていなかったということに原因があるのかという質問だったと思うんですが、この3ページの、機械設備のプール内空調設備のところを見ますと、「リターンダクトについては、コーティングが施されている直ダクトを除き腐食が進んでいるため、取り替える必要があると思われる」。ダクトにコーティングされている部分は、腐食はなかったと。それで、それ以外のところは、腐食が進んで、多分これが破損して、室内の暖かい湿った塩素を含む空気がガラリを通して循環したとあるんですけれども、リターンダクトですから、当然塩素を含んだ空気を搬送するというか、排気するためのダクトなんですよ。ですから、このダクト自体が、塩素や暖かい湿った空気に耐えられる構造でなければいけないんですよね。今回、それが耐えられる構造になっていなかったということは、設計上の問題なのか、設計図に反して施工者がそういうものを使っていなかったのかということをまずお答えいただきたいと思います。  それで、結局24時間か12時間かという問題があるんですけれども、もしこのダクトがこういう形で破損して、リターンダクトが天井の中に排気されていたということになれば、これは24時間回したら大変なことになるわけですよ。もっと湿った空気を天井の中に送り込んでいるわけですから。逆に12時間稼働の方が、結果的に腐食が少なかったのかもしれないんですね。ですから、この中では、フアンの破損の原因が、いわゆるそれに対する問題が、現象面でしか説明されていないんですけれども、私はこの報告書を読んで、今回の屋根及び天井の落下についても、一番の問題点はここにあったんだなということがわかったんですよ。24時間とか12時間の、その管理運営の問題よりも、私は、ここに問題があったんじゃないかなと思いますので、漢人議員の質問とともにお答えいただければと思います。 28 ◯14番(青木ひかる議員) 1点目に関連して、予算の提案姿勢については、私からも伺いたいと思います。  先ほど藤村議員に対する答弁を伺っていますと、議会は市民生活への影響を考えたら、予算は可決をすべきなんだというふうに聞こえました。それでは、議会は、まるで自動販売機じゃないですか。 100円入れたらジュースが出てくると、そういうものじゃないんですよね。  それで、市長には、予算の提案権があるわけですが、議会には予算の議決権と同時に修正権があります。今、地方分権が叫ばれる中で、やはり議会が市民の代表として議決をしていく、どういう予算を出していくということが、市民の生活をよりよくしていくのかということを、議会も責任を持って考え、政策提言や予算修正をしていくということが、ますます大事になってきていると思うんです。  今回、確かに原案も修正案も否決をされました。それは、修正案の中で、再任用の関係の予算を削除し、その財源を使って新たな項目の予算を提案したということが、それに全体の賛同を得られなかったということは、そのとおりだと思います。ただし、両方に、原案に賛成した人も、修正案に賛成した我々も、共通して賛成した部分は、原案の中にあるわけですよね。それは、私たちが修正案を提出したことによって、より明らかになっていたはずなんです。にもかかわらず、その必要な部分も含めて、前回の臨時議会の中では、予算の中に組み込まれなかったということの理由が不明確じゃないかと、私は思っております。そのあたりを市長がどのように判断したのかについては、やはりお聞きをしておきたいと思っています。 29 ◯企画財政部長(大久保伸親) 漢人議員の1点目の関係でございます。  基本的に、9月の第3回定例会に提案申し上げましたのは、8月の下旬に議案を送付しているんではないかと思います。したがいまして、その時点では、いわゆる9月の今後の見込み等を勘案して、補正予算案については、内容を精査してございます。  しかし、今回、10月9日、あるいは今時点、現時点での10月25日という段階になりますと、時間的なずれがございますので、そういう意味では、例えばある種印刷製本費なんかは、これで足りるのか足らないのかとか、こういう問題も出てきます。一つは、補助金の関係もございました。それから、福祉公社の精算の関係もございます。このように、時点のずれ等が考えられますので、その時点では、内容精査をして提案する、このように申し上げたところでございます。 30 ◯市長(稲葉孝彦) 漢人議員の1点目なんですけれども、やはり今回出すに当たっても、一つ一つ見ていきました。つけるべきなのか、削るべきなのかというようなこともありました。議論もしてきました。そして、最終的にこういう形になったんですね。新たにつけ加えるものに関しても念頭に置きながら、前回の第3回に出したものを念頭に置きながら、加えるもの、削るものはどうなったということで、最終的にこういう形になったわけです。出たものを判断していただきたいなと、そんなふうに思っております。  先ほど藤村議員に答弁したとおりかなと思っていまして、我々も予算を組むときには、議会でご議決いただかなければならないわけですから、どういうふうにしたら大勢の方々にご理解をいただけるようになるかというのは、慎重に判断させていただきます。ただ、残念ながら最終的に過半数の方々の賛成が得られないということになれば、今回のような形になってしまうのかなと、決して議会に出せば自動的に上がるというような安易に考えているわけではないんですけれども、上げていただくためにはどういうふうにしていったらいいのかというのは、非常に神経を使って提案させていただいております。 31 ◯教育部次長(中川 透) 漢人議員の2番目の質問で、12時間運転につきましては、管理上のミスではないかというご質問ですが、先ほども申したように、当時の関係文書は残っていないという中で、うちの方は、今まで、当時の職員、OBを含めていろいろお話を聞いたり、あと予算上で、当時、元年度当初予算では 4,575万円という光熱水費を計上した中で、元年度の決算額では 5,521 万 5,000円という、約 946万円オーバーしていると。それも年度当初のオープンですから、10か月稼働でやっておりまして、そういう当初予算で組んだ中でも10か月ベースで約20.7%の増という、光熱水費だけでそのようなランニングコストがかかっているという、それが平成2年に移りますと、 4,985万という、当初が決算で 6,134万円ということで、 1,148万 9,000円のやはり光熱水費の増額、補正増をしているということで、これが3年まで続いておりまして、このようなランニングコストという問題の中に、先ほども申したように、近隣騒音の問題もあり、また、特に体育館のOB等に聞きますと、当時やはり開館当時は、いろいろな施設がフル稼働で動いているという中で、いろいろな諸問題があったということで、機械の微調整等をいろいろ繰り返した状況があるということを聞いております。その中で、一環として12時間運転というような変更がかかわりあったのかなという、先ほど申したように推察しか私たちにはわかりません。それを裏付けるためにも、業者からもいろいろ聞きまして、特にフアンも2台の運転につきましては、やはり当時の電算の記録をプリンターに出したスイッチのオン・オフの時間帯が、例の平成2年2月20日にオン・オフに切り替わっているという状況も現認しておりまして、当然その連絡等には、体育課の方へ報告しているということで、やはり何からの指示があったのではないかということで、ご存じだと思うんですが、一番の責任者がもうお亡くなりになっておりまして、ご本人から聞けないという部分と、あと当時の施設係長も今入退院を繰り返してまして、余り詳しく聞けなかったという状況もありまして、やはり今現在の中で、私たち10年後の担当者がしゃべれる中にはこれが限度なので、推察という域を出ていないという……。  以上でございます。 32 ◯建設課長(伊吹嘉一郎) 漢人議員の2点目のプールの改修でございます。錆の発生の原因はということでございます。  これは、第1の原因としては、送風機の停止により、天井内の外気の流入が、入れなくちゃいけないものが入ってこないと、逆に逆流してきたということでございます。それによって、塩素等で、まず天井のグレース母屋木毛板等は傷めました。当初は、それでいっていたはずです。とういことは、ダクトの位置が当初真ん中の3か所ぐらいしか出ていなかったものですから、そういうことで4方向がまずおかしくなったと。  それと、先ほど言ったこのダクトの破損でございます。これは、ダクトの曲がり部の、確かにプールの空調のリターン、プールには、皆さん行き来で冷やす空気がプール上に入りますと。それで、今度は冷やすとか暖房のどちらでもいいんですが、それを今度はリターン(返ってくる)で、機械室に返ってくると。そのダクトの一部が、曲がり分です。特に一般的にビルでも曲がり分が抵抗、ぶつかるし、塩素を含んだものが入って回ってきますから、それと同時に、給気フアンが停止したために、天井の室内が相当塩素で入ってきているものですから、曲がり分がやられてリターンダクトが穴があいたと。ですから、逆にはフアンがとまったために相当腐って、それからリターンダクトの一部も傷めたんじゃないのかというふうに、質問に対してはそういうふうに考えられるので、お答えいたします。  それと、設備の経年変化でございますけれども、これは、我々は大体普通設備15年ぐらいで交換していかなくちゃいけないと思うので、今回の場合、大体13年から4年で、それとあとダクト、塩素のために相当傷んだということで、本来でしたら、定期点検は、設置してから5年ぐらいは大したことないんですけれども、ある一定たっていれば、毎年定期点検をやるのが筋ではないかなと考えております。(「ダクトは設計のとおりかどうか」と呼ぶ者あり)設計ですか、それは、今、調べておりますから、もうちょっとお待ちください。 33 ◯都市建設部長(小林敬昌) 漢人議員の方の経年変化に対応するコイル管の交換でございますが、これは、当然、今、課長が申し上げましたように、15年程度で更新するわけですね、リニューアルをするわけですが、こういう場合は、一番問題なのが天井ですね。これはしみができたりしますし、それから、ここには天井器具、照明器具、それから放送設備等がついております。こういうのは、すべて交換になろうかと思います。これは、経年変化だけでも交換すると。それから、給気ダクト、排気ダクト、これは天井内にございますが、これなどが経年変化の対象になると。それから、今回みたいに屋根をはがさないで内部から一応鉄部の再塗装をすると。こういうのが経年変化に対応する工事費と思っております。  以上です。 34 ◯建設課長(伊吹嘉一郎) 今のダクトの腐りでございますけれども、これは塩ビでランニングコーティングしているものなので、通常は腐らないんですけれども、ステンレスの吊りボルトでさえ塩素で腐食するということがあるものですから、そういうことで、ステンレスも腐るような状態がありますから、塩ビランニングしておいても腐ってくるのではないかということです。外、内で塩素が入ってきますよね。プールから吸ってくる塩素を含んだ空気、それから給気フアンがないために、上に塩素が入っていると。それで、中と内とで塩素が関係してきて、これが腐って、特に曲がり部は穴があいたんじゃないかということでございます。 35 ◯議長(小川和彦議員) 斎藤議員は、その件は、ダクトはない方がよかったんじゃないかと言っているだけど、またつくるわけでしょう。(「ええ」と呼ぶ者あり)そこは、いや彼は、壊れていた方がよくて、もう1個稼働していれば余計腐食が進んだんじゃないかという質問をしているわけよ。それで、また換気扇をつくるとなるとさ、そういうことを質問をされているんですが。 36 ◯都市建設部長(小林敬昌) これは、給気ができておりませんところに、そこに、今、課長が説明しましたように、曲がり部での穴があいたと。そういうことで、リターンの方もうまくいかなかった状況がございます。ですから、天井内にプール内からの塩素を含んだ空気も充満しておると、そういうことでございますので、今度は、それはもちろん全部取り替えまして、給気の弁も四隅の方にも回るような形で改良いたしますので、これは十分効果があると、そういうふうに思っております。
    37 ◯体育課長補佐(吉池義雄) 漢人議員のご質問の3点にお答えいたします。  総合体育館の修繕料の 891万 2,000円のうち、経年劣化により修繕のパーセンテージがわかるかというご質問に対しましては、3分の1強の費用部分が経年劣化に対するものでございます。  次の身障者の更衣室の設置に関しまして、一般の方の男女のトイレを使用するという形になりますと、異性介護の場合に配慮ができない形になるのではないかというご質問ですが、これには一定の経過がありまして、当初身障者更衣室の中にトイレを設置するという形で案を持っておりましたが、排水の関係で、構造上工事ができないということが判明しまして、急遽そういう方法のトイレを1点考えました。それにつきましては、管理運営委託をしている会社の社員に、監視員に、異性の場合には協力していただいて、同性の形でトイレの使用をしていただくというのが1点あります。  もう1点は、2階に以前からありました身障者の方のトイレがありまして、そのトイレにつきましては、平成12年の第4回の定例会の請願で、小金井市総合体育館プールの施設誘致に対する請願が、「小金井市の学校5日制の会」、「小金井市に知的障害者のための通所施設をつくる会」の方から出されておりまして、その際に、今回のような本格的な更衣室がつくれなかったものですから、2階の一般的な、2階全体に対する身障者のトイレをカーテン等で仕切りまして、更衣室として使えるような形にしております。そこを使っていただくのも一方法といういうように、現時点ではとらえております。  もう一つの質問の、陳情団体との調整等ですが、先ほどの請願を、平成12年第4回の定例会に出された会の代表の方、及び例年福祉保健部の方に「手をつなぐ親の会」の方から翌年度の予算に対する要求項目というのが出されている際に、市営プールにおける身障者更衣室、専用更衣室の設置という形で、親の会の方から出されておりまして、その後、会の代表の方2名と、設計段階から協議しながらつくりまして、この更衣室内のトイレの構造上の設置の困難性も理解していただいて、現在提案している形になっております。 38 ◯8番(漢人明子議員) 1点目の事業的経費の精査の内容ですけれども、最初部長の方から9月の補正予算を8月下旬に議案送付しているので、その後、否決されれば、時間に応じて検討しなければならないものが出てきたというのは、それは当然のことなんですが、それは10月9日に例えば出すとすれば、その時点での検討内容があり、また、今回のようなさらに16日遅れて出すことになれば、それなりの時間の変化に応じた対応というのがあるというのは、それは、いずれにしろ出す時期によって対応することですから、余り問題ではないというか、それよりも、まずいつ出すかを決めるということだと思うんですね。市長の方からは、事業的経費について、すべて一つ一つ精査したと。結果として、前回と同じ内容になっているんだという答弁ですけれども、そう言われればそういうことでしょうかということになります。  ただ、やはり先ほどからやりとりがされておりますが、議会が否決をしたと、賛成する人も全面的に賛成のわけでもない中で賛成しているということです。私は、それはそうだと思うんです。私自身もいろいろな議案、市長が出される議案にすべて賛成ではなくても、やはり全体の中で必要だと思う、あるいはその議案の中で、予算もそうだし、いろいろな条例についてもそうですけれども、その中で、すべて満たされていなくても方向性が見えるとかね、いろいろ納得するものがあれば賛成するわけですよ。その中で、それでもやはりこれはまずいというものについて反対をするし、なぜ反対かという理由も述べているわけです。そういった中で、それぞれにきちんと考えた中で、議会という場で最終的に判断が出た場合には、その結果を踏まえて、それでもだめだったとなれば早急に対応するのが市長としても提案しなおす、議会としてもそれについて対応するというのが、(「それはおかしいよ。だって、議会は否決をしたんだから」と呼ぶ者あり)否決したのはおかしいところがあるから否決したんであって、それについて市長は受け止めるわけでしょう。そうしたら、それを早い時期に必要だと思うのなら、対応するというのが当然だというふうに思います。それを何でか否決をしたんだから遅くなる。否決をしたんだから、9月に否決されたものを10月9日には出せなくて、なぜ25日まで精査しなおさなければならないのかというのが理解できないんです。実際に否決内容によって精査をするものがあって、それによって変化をする。具体的に否決の内容の中で、この事業についてはここが問題だから賛成できないんだ。けれども、市長はそれを提案をしたいという場合に、その内容を精査しなおして変化をさせるとか、いうことがあればわかりますが、結果としてそういうことになっていないわけですから、それについては、私は、やはりおかしい。賛成していなければ、内容について意見を言うこともできないかのような市長の不規則発言などありますけれども、それは、私は、絶対おかしいと思います。そうすると、議会としての予算条例についての判断ができないということになりますので、そういうことではなく、議会できちっと最終的に判断が出たものについて、市長は、それについてちゃんと討論してますからね、そういう中の内容も踏まえて、全体的な感情的な問題ではなく、きちんと対応するのが筋だというふうに思っておりますので、そういう意見を述べさせていただきます。  2番目のプールの錆の結局今回の主要因については、関連質問の斎藤議員の方から違う指摘がされていまして、今の答弁も受けても実際の主要因が何だったのかというのがよく理解ができないところがあります。いずれにしろ換気フアンが動いていなかったということについては、いろいろ先ほど理由が憶測されるということは言われましたけれども、判断が誤ったということは間違いないと思うんですね。省エネとか、経費削減とか、近隣への騒音の問題なども重要な問題ですけれども、それによって人身事故に至るかもしれないような重大な変化、支障を起こすようなことをしてしまったら、それはやはり判断の問題であったというわけですから、幾らそういう理由があったとしても、それの上でやってもよかったことなのかどうかということでは、市としての当時の管理上の判断ミスがあったというふうにやはり言わざるを得ないかというふうに思います。  空調用のダクトの問題については、これは設計ミスということなんですか。それとも、よくわからないんですね。部品の一部が脱落していたというのは、やはりそれを脱落を見逃していたということになるのか、そこのところも。そもそもの設計ミスであれば、その業者の関係のどこかの工事の段階でのミスということになるわけですけれども、脱落していたということであれば、脱落を見逃し続けていた。それとも、それは発見することができない状況にあったのか、その辺のところがはっきりしないので、もう少しこの空調ダクトの問題については、どこが原因かということを斎藤議員からも再質問がきっとあるとんではないかと思いますが、明らかにしていただけたらと思います。お願いします。  それで、3点目の経費の区分の問題ですけれども、ちょっと答弁がよくわからなかったというか、混在していたんですが、この 8,925万円かかる今回の天井改修工事のうち、経年劣化で15年ぐらいだということであれば、数年のうちに、いずれにしろ改修しなければならない中でかかると思われた経費と、今回それをこういう事故が起こったことで早まって行うことになったものの中で、どのぐらい余分にかかるものがあったかということなんです。先ほど3分の1強と言われたのは、 8,925万円ではなく、 891万のうちというふうにおっしゃられたと思うので、そこのところを、全体の改修の部分ではどうかということを伺いたいと思います。今回、管理ミスなどがあったわけですね。それで、非常に人身事故にもなりかねないような事故が起こってしまったことについては、それはそれとして問題なわけですけれども、今回の改修の予算自体は、例えば数年のうちにいずれかかるものだったということなのか、新たにそれに加えてさらにどの程度必要なものとして今回出てきているのかということを知りたいので、その辺がもしわかりましたらご答弁お願いしたいと思います。  それと、身障者用のトイレの件ですが、これは、陳情団体の方とも協議をした中で、理解も得られてこういう経過になっているということについては、理解いたしました。ただ、委託業者の方で同性介護を対応していただけるということも約束をされて、そういうことも含めての話ということではありますけれども、可能なのはきちっと慣れた、最初からついていらっしゃる介護者の方が異性であっても一緒に介護ができるのがいいわけで、この女子トイレ、男子トイレを共通する形で、別々ではなく、このトイレ部分に増設するというか、改修するというのは、これは、全く不可能だということでしょうか。それだけもう一度確認をさせていただきたいと思います。 39 ◯13番(斎藤康夫議員) すみません。私の先ほどの質問で、私の頭の中でもちょっと行き違いがあって、それを補正する意味でもちょっと再度あれなんですが、要するに天井裏の給気ダクトの外に空調用のリターンダクト、要するに室内の空気を空調機にリターンして、それから冷房なり暖房なりの空気を出すというところで、これが24時間稼働と12時間稼働とは直接リンクはしないんですけれども、ちょっと訂正をしたいなと思うのは、その部分ですね。  それで、今、課長の答弁で、曲がり部分は、要するに風が当たるから、そこだけ腐食が早くなるんだということだったんですけれども、それで言えば、外部のことは全然関係ないわけですよ。それで、課長がおっしゃっているのは、天井の中に12時間稼働だったんで、塩素の空気があって、その塩素の空気でダクトを外から腐食させたということだと思うんですが、ダクトがどこを通っているかわからないんですが、その例で、ステンレスでも錆が出ると言っていますけれども、今回の改装工事で、真ん中部分は、鉄の塗装部分でもそのまま生かせる部分があるわけですよね。ですから、それは理由にならないと思うんですよ。私が言っているのは、後ほど調べていただけるということなんですけれども、もちろんリターンダクトというのは、塩素の入った空気を送る筒ですから、それは塩素に耐えられる構造でなければ、これは設計ミスなのか、施工ミスなのかどっちかわかりませんけれども、これは完全な瑕疵がここにあるわけですよ。  ですから、課長はどなたをかばっているか知りませんけれども、天井裏の空気が影響しているんだということをおっしゃっているんですけれども、これは、私は、絶対別物だということですので、その辺は、是非明解なお答えをいただきたいと思います。もしその設計の問題なのか、施工の問題なのか、今わかれば改めてご答弁いただければと思うんですけれども、今お答えできなければ、後ほど主質問でほかにも質問がありますので、そちらでもあわせて質問させていただきますので、その件だけちょっとお答えください。 40 ◯14番(青木ひかる議員) 先ほどの市長の私の質問への答弁は、余り答弁になっていなかったんですね。予算が通るように慎重に出させていただいているという、何か一般論めいた話で終わってしまったわけです。慎重にやるのは当然ですけれども、9月定例会の補正予算で提案されたもののうち、はっきりしているのは、再任用条例の予算について、過半数の賛同が得られなかったということなんですよね。それ以外の予算については、修正案に盛り込まなかったという形で、意思は比較的はっきり出ていたんじゃないかと、わかる形で、表で出ていたんではないかというふうに私は思っていますので、それにもかかわらず10月9日の臨時議会で盛り込んだもの、盛り込まなかったものという判断は、なぜしたのかということを答弁いただきたいわけです。  つけ加えれば、慎重になさるということであれば、否決をされた後で、議会各会派とそれぞれお話をしていただくことも可能だったと思いますが、私たちのところには特にいらっしゃらなかったし、お電話もかかってこなかったわけでね。だから、どういう基準で慎重に選ばれたのかがやっぱり全くわからないということですので、ご答弁をいただきたいと思います。 41 ◯議長(小川和彦議員) ただいま議案第60号の質疑の途中ですが、昼食のため、午後1時まで休憩いたします。        午後12時04分休憩      ────────────        午後1時05分開議 42 ◯議長(小川和彦議員) 再開いたします。  休憩前に引き続き、議案第60号に対する質疑を行います。答弁を求めます。 43 ◯市長(稲葉孝彦) 10月9日の臨時会になぜ盛り込まなかったのかということになるのかなと思います。漢人議員のご意見、青木議員の再質問は、そういうことなんだろうと思うんですけれども、私たち、9月定例会に予算を提案するに際しては、臨時会まで想定しているわけではないんですね。反対する人は、そういうことを想定するのかもわからないですけれども、私たちは9月の定例会で予算を通していただくというのが基本ですね。通らなければ、もうこれは執行できないわけですから、我々とすれば、何としてもまず義務的経費を通していただく、義務的経費を通していただかなければ行政が執行できないわけですから、その中で政策的経費をどうしていくかということを考えていくわけですね。10月16日に体育館のプールの天井の見積書とか出るということで、では一緒にこの際、補正させていただこうという考え方を持っているんですね。ですから、いろいろな市民の中にも、議会の中にも、否決された予算をなぜまた出すんだというような厳しいご意見も出るわけですね。しかし、市民生活に影響を与えないということになれば、やはりこういう形が私たちとすれば最善だと思って出させていただいております。  そういう意味で、10月9日の時点で出せるような状況ではなかったし、さらにプールの見積書等が出てきて、それと一緒に全体の状況を見て出させていただくというのが、今回の補正であります。 44 ◯教育部次長(中川 透) 先ほど漢人議員から質問もございましたダクトの劣化部分の発見等の状況についてお答えしますが、天井裏の点検は、プール管理委託書の中には現在含んでおりません。今後は含めて考えてございますが、ダクト劣化が発見されたケースは、ことしの2月に結露による天井板の一部汚れにつきまして、張り替えた際に発見された場合などがございます。  今後、体育課では、今回の事故を十分反省し、再び市民にご迷惑をおかけしないために、最初に職員でも施設点検ができるこれからいろいろな配慮をしていきたいということと、今後管理運営を変更する場合は、その変更によります影響度を十分調査研究しまして、専門家等の意見も十分参考としまして、今後対応してまいりたいと、このように考えております。 45 ◯建設課長(伊吹嘉一郎) 漢人議員の2番目で、脱落していた理由ということで、これは、リターンダクトが、要するに全部落ちたんではなく、塩素とそれから結露のためにリターンダクトの曲がりの一部が腐って、鉄片が落ちたと。それで穴があいていて、そこから今度は逆にプールの塩素を含んだ水蒸気みたいなのが出てきたということでございます。  それともう一つ、この斎藤議員にも関係あると思うんですけれども、設計の問題ということで、今回フアンの停止により結露が鉄部等を腐食させ、さらにフアンが止まったことにより、天井内が正圧、プラス圧が保てず、逆に塩素を含んだ水蒸気が天井を通す、または隙間を通して天井に入りまして、その結露と塩素でリターンダクトの外側の面を腐食させていったと。第一要因としては、その腐食した穴もそんな大きいあれでないんですけれども、それも相当な影響を与えますけれども、一番最初は、フアンを止めたために結露の発生、それから塩素を含んだ水蒸気が天井に流入したと。理由としてはこの二つで、フアンがとまったために、その二つの原因が起きたということで、リターンダクトがまた腐らせると。それで、三つ目になったということでございます。そういうことで、私どもとしては、設計の問題ではないかというご質問もありますけれども、設計は問題ないというふうに思っております。維持管理に何か一応の問題があったのではというふうに考えております。 46 ◯体育課長補佐(吉池義雄) 先ほど漢人議員からの経年劣化部分についての比率について、修繕料の中からのみ答えましたので、改めて全体の中の予算枠について説明させていただきます。  総合体育館の工事請負費プール天井と改修工事の 8,925万円に対しまして、これは安全管理の屋根天井に関する工事と、請願等による団体の要望に対応する身障者更衣室関連のものという二つに分かれまして、10分の1が団体の要望に対応するような身障者更衣室の設置に関するものです。修繕料の方につきましては、先ほど申しましたように、 891万 2,000円のうち、身障者更衣室関連のものが3分の2弱でございます。残りの3分の1が劣化に関するものでございます。 47 ◯都市建設部長(小林敬昌) 漢人議員の方から、経年以外のものはどれぐらいあるか、逆に言えば経年部分はどのくらいかと、こういうことでございますが、ちょっと昼休みをお借りしまして、かなり細かくやりまして、経年部分が44%程度になるということでございます。  それから、先ほどちょっと建設課長の方から漏らしましたが、斎藤議員の方のダクトの材質の関係です。これの内面は、コーティングを要求しておりましたが、外は一応塗装で行うと、そういう仕様になってございます。 48 ◯8番(漢人明子議員) 結局プールの問題ですが、やはり換気フアンをちゃんと動かしていなかったということが、空調機用ダクトの脱落にもつながったというふうに思われるということで、やはりこの点の管理ミスが大きかったというだろうと思います。今、次長の方から、今後気をつけていきたいという答弁がありましたけれども、総合的にいろいろなことを判断することが必要だということが、今、改めて確認できたのだというふうに思います。  それで、経費の問題なんですけれども、いずれにしろ、この経年劣化に対応した総合的な改修というのは必要だったわけですよね。それが数年早まったという考え方で、それ以外に、今回のこの管理ミスによる支出というのが、どのぐらい負担があるかということが知りたかったんですが、今のご答弁を総合すると、全体の中で44%が経年劣化に対応する部分だと。それから、団体要望による更衣室をつくるようなことなどで10%、10分の1ですから、10%ということは、やっぱり54%ぐらいがそういったもので、あとの46%が今回の管理ミスによる対応だというふうに考えられるんでしょうか。いずれにしろ、その辺をもう少し。かかるものが早まったという考え方のものと、今回こういう事態によって新たに支出しなければならなくなったものというあたりの割合が知りたいので、今の理解でよければそれでいいですが、もし違えばもう少し説明をいただきたいと思います。  それと、トイレの方の問題ですが、プールの中の更衣室を経た中のトイレの、今回男女別に車いす用トイレをつくる部分については、共同でというか、男女別にわけないものを設置するということは、それは設計上というのか、いろいろな面で難しかったということでしょうか。それも検討された上で無理だったということなのかどうかを確認しておきたいと思います。 49 ◯市長(稲葉孝彦) 漢人議員の1点目の経年劣化の部分はどうなのかということで、部長の方から40数%という話がありました。今回これだけの工事をやるということに対しては、当然経年劣化の部分もあります。そして、このフアンを12時間しか回さなかったことによるものもある。そして、さらに、今回なおすときに、一遍にやった方がいいだろうという部分もあるんですね。そういうことを総合すると、全体に出ている金額はこうでありますけれども、どれが、例えば運転ミスによって幾らなんだと。どの部分で幾らなんだと言われると、ちょっと判断のしようがない。それは、今、申し上げたように、経年劣化の部分もあるし、そのフアンが12時間、半日しか回らなかったこともあるし、さらにこの際やっておいた方が将来的にまたやるよりもいいだろうという部分、非常に複合しておりますので、細かくパーセントを金額で言うのはちょっと難しいというふうに答弁させていただきます。 50 ◯体育課長補佐(吉池義雄) 漢人議員からの、身障者の方の個室型トイレの設置問題ですが、私ども当初身障者の方の更衣室の中にシャワー、更衣部分、車いすを置く部分等々一緒にトイレの設置を検討しておりました。ただ、相当の面積になりますもので、どこから利用者が入っていくかという場所の設定で、今回設置する予定の場所以外には、この更衣室を設置する場所が見当たりませんでした。そこに設置した場合、水道関係の配管と、今度はトイレの場合には、排水の部分が、自然傾斜の管で、既存の排水管に落とし込まなければならないというような構造になっているということで、じゃ、それを何とかできないかという交渉を工事の専門店と話し合いをしたんですが、その配管をする場所に非常に複雑なダクトが通っておりまして、自然の傾斜をつくることが不可能であるということで、そのことにつきましては断念せざるを得なかったと。私どもも天井裏に入りまして、非常に複雑になっている形で、これを曲げた形ですと、管の中に対流してしまうということで、無理だというようなことは了承せざるを得ませんでした。そのことにつきましては、先ほどの関連の団体の方にもよく説明しまして、ご了解を得ているところでございます。(「更衣室ではなく、トイレのところに男女別ではなく一つの個室をつくるということは検討しているわけですよね」と呼ぶ者あり)  現在のトイレの面積は、それほど大きな面積をとっておりませんので、男女の既存のトイレの中に身障者の方が使えるようなスペースをとるのも、相当車いすの移動等で難しい形の中で、限界のスペースでつくっている状態で、構造上の設計をしている状態です。 51 ◯21番(渡辺大三議員) 臨時会ということで委員会付託されませんので、少々細かくなるんですけれども、伺っておきたいと思っております。  まず、プールの件でありますけれども、一つがこの調査点検報告書をよく読ませていただいているんですが、この間、いろいろ私も質問させていただいたり、斎藤議員も質問させていただいたことに関して、この報告書の上からは、そのことに対しての見解がよくわからないんですね。  わかりやすく言いますと、当初の図面と竣工図面でこの屋根と言うか、天井と言いますか、そこの部分の材質の選択の方法が変わっているわけですね。これに関して、要するに、竣工図面で14年たったら、言ってみると落っこってきちゃったわけですね。で、こういう事件というか、事故になっているわけですけれども、逆に変更する前の、当初予定された図面であれば、こういう少なくとも落下事故というようなものにはならなかったのではないのかということを、我々は質問しているわけですが、そのことに対する答えが、せっかくのこの調査点検報告ですから、どこかに出てくるのかなと思って拝見をしているんですが、全く出てきていないということで、何を調査していたのかなという感じなんですね。  そのことに関しては、我々もプロフェッショナルではありませんので、もし変更していなければ落ちてこなかったと、明確に私は断言できないんですが、そのためにこそ、まさに専門家によるこの調査等ではなかったのかなと思っているので、その点に関しては、変更がなければ、私は落っこってこなかった可能性が高くなるのかなというふうに推測するんですけれども、そういうことがきちんと報告されないと、やはり私は、不十分な調査ということになってしまうと思いますが、その点いかがなのかということに関して、明確にしていただきたいと思います。  それからもう一つが、ここで新たにキャットウォークでしょうか。直訳すると猫が歩くところということでございまして、点検設備を新たにつくるということになっております。それで、これまではなかったということになりますよね。そうすると、経年劣化等々によってできたとき、平成元年にできたときのものを同じ材質、同じような大きさのものとか、つくり替えるというか、張り替えたりする部分は、それはそれで理解できるんですけれども、新たにこの加わってくるキャットウォークなどというものに関しては、なぜ当初はなかったのかという部分がちょっと不思議なんですね。  これは、調査報告書に若干の記述があるんですけれども、ここで一定の予算を使って新たにつくるということになりますと、そもそもこれは、本来的に言えば、法的になければならなかったものなのかどうかはわかりませんけれども、少なくとも、これだけ大型の施設で、天井などを点検するためには、必要不可欠なものがキャットウォークというものだったのではないのかなというふうに想定されるわけですね。財政苦しい中で、ここでこういうものをつくるわけですから、それは、やはり、かなりなきゃいけない必然性があるということで予算に盛り込まれてきているんだろうと思うんで、そうすると、なかったこれまでの状況というのが問題だったのではないのかと、そのように判断できますが、その点の見解はいかがでございましょうか。  それから、調査結果報告書の1ページのaの建築のiiというところに、「屋根下地材の特殊木毛板について」という記述がございます。この中で、「全体的な劣化は認められなかったが、Y5通り側の両端部にある2か所のルーフドレイン廻りにひび割れを生じ、内部の鉄網が腐食して落下している箇所があった」というふうに調査結果報告書に記述されているわけであります。  そうすると、全体的に特殊木毛板は劣化はしていなかったけれども、この「ルーフドレイン廻り」というところでひび割れを生じてきたというようなことに関しては、どういう事情があるんでしょうか。例えば特に手を加えなかった部分に関しては劣化しなかったけれども、ルーフドレイン廻りだと、多分何か特殊木毛板自体に加工したことになっているんじゃないかと思うんですよね。その加工したときに、本来そこを補強なり何なりしなければならなかったものを、補強しなかったために、そこからひび割れが生じて落下してきて、ボードを突き破って下へ落下してきたということなのかなとも想定されるわけですけれども、このルーフドレイン廻りの特殊木毛板のひび割れなどに関して、調査報告書が非常にさらりと書いていてよくわからない部分があるので、その点どうなのかということに関して実態をお話をいただきたい。  それから、ここで新たに給気フアン吹き出し口を増設すると書いてあります。わかりやすく言えば、これまでよりも吹き出し口を増やすということなんだろうというふうに思うんですね。  それで、今回の落下事故の全体像を見てみると、天井全体が同じように腐食したのではなくて、特定のところに傷みが集中しているということがあると思うんですね。もちろん、本来24時間運転しなければならないものを12時間にしたということも原因にはなるんだろうというふうに考えられるんですが、それと同時に、きちんと吹き出していた給気フアンの吹き出し口が、従来のものがきちんと四隅に行き渡るようなものだったのかということですね。もし行き渡っているんだったら、ここで増やす必要がないわけですね。そうすると、給気フアンをここで新たに予算を使って増やすということは、従来のものでは四隅にきちんと行き渡らないようなものだったというふうに理解せざるを得ないですね。不要なものを財政難の中で、予算をつけてつくる必要がないわけですから、必要があってここで増設するということになれば、これまでのものは、給気フアンの数が少なすぎた、あるいは端まで到達しない、あるいは到達しても十分に行き渡らない、こういう状況にあったのではないのかなということが考えられるわけですが、ここで、給気フアン吹き出し口増設ということでございますので、従来のものは、本当にあれだけの広さの天井の裏をきちんと空気が行き渡るようなものだったのか、そうじゃなかったのかということに関しては、明確にしておいていただきたいと思っております。  それから、予算としては、今、我々手元に予算書が来ておりますけれども、過日財政課の方にも申し上げたのは、これ、長期にわたってプールが閉鎖されますよね。それで、リニューアルオープンしたときに、単純に天井の裏がなおっているというだけじゃ、なかなか利用者も、何のために半年も止めていたんだろうということになるので、私としては、はた目に見ても、これ、新装開店オープンぐらいの感じで、ああきれいになったじゃないかと、新しくなったじゃないかと言ってもらえるぐらいなものはやらないと、なかなか利用者からもいろいろな声が出るんじゃないでしょうかと。そういうところで、一定支出が出ることは理解しますよということは、財政課に予算提出前に申し上げておいたんですけれども、今回、当初1億円弱ちょっとだったかなというふうに聞いていたんですが、そういう点で言うと、若干予算が圧縮されているような感じがあるんですけれども、そういうリニューアルの部分で、予算が査定によって落とされたような部分があるんでしょうか。そういう点に関して、もしこの部分に関してはいらないということで落としましたというものがあるのであれば、明確にしていただきたいと。  最後になりますけれども、このプールの閉鎖に当たりまして、体育協会傘下の水泳関係の団体から一定の要望書なんでしょうか、意見を記したものなんでしょうかが提出されたというふうに聞きましたけれども、教育委員会になされたんですか、市長になされたのかわからないんですが、どういうことが、この長期のプールの閉鎖ということで、要望書なり何なりには書かれているんでしょうか。書かれたことに対して、どのように対応されるということになっているんでしょうか。この点に関して明確にしていただきたいと思います。  以上数点にわたりましたが、ご答弁よろしくお願いします。 52 ◯建設課長(伊吹嘉一郎) 当初体育館にあった図面と、我々の方の建設課にあった図面との違いのことだと思うんですけれども、違うのは、当初中空板というのを下に入れていたわけですね。当初は下からいきますと、押し出し成形板、その上にならしモルタル、木毛セメント、アスファルト露出防水ということで当初はなっていました。それを施工変更で下からいきますと、特殊木毛板、アスファルトルーフィング、発泡ポリエチレンフィルム、それからステンレスということで、前も体育館の方がステンレスで、景観とかその全体的な美観を考えながら、当時大体育館と同じように、ステンレスに変えていったという中でございます。そういう中で、今ご指摘のとおり、中空板があれば、逆に言えば木毛板が割れた場合に、それで基本的にはとまると。ただ、工事変更した場合には、当然このステンレスして、これで共同検査もやっておりますし、それが落ちるというふうには当然考えておりませんし、十分もつということでやっていたと思います。  次に、2点目のキャットウォークですか、当初は上に当然見てませんし、今回こういう事故とか、我々は新しいうちはいいですけれども、5年以上たてば毎年定期点検をしなければならないので、当然フアンがおかしいかいいかぐらいは、毎年これは見ていきたいということで、キャットウォークとか、こういうものをつけました。それで、当然点検は毎年やっていくべきだろうということで考えております。  それから、木毛板のルーフドレイン廻りの落下でございますけれども、これはなぜ木毛板が落下したかというこの推測にいくんですけれども、先ほど言いましたように、結露、それからフアンがとまったための結露、それから当然フアンがとまったために塩素が下から上がってきたために、木毛板を傷めて強度が悪くなったとと同時に、そのルーフドレインのところは屋根上で、当然落ち葉を清掃しなくてはなりませんから、屋根をパラペット、要するに一段低い位置にドンとおりるような状況でルーフドレインの近くにおりていきますから、そこで衝撃を加えたと。  それともう一つは、ルーフドレインのところの木毛板は、通状の長方形であるものを加工します。丸く切ったり何かすると。そうすると、切った断面に、木毛板に入っている鉄線なんかが当然露出的になってきていると思うんで、そこが結露、塩素で逆に一番早くやられたのではないかということで、ルーフドレインのあたりが、特に2か所木毛板が落下していたということでございます。  次に4点目、掃き出し口が、当初は3か所、今回の設計は6か所です。当初は、中央付近に3つ吹き出しがありまして、今回は四隅の近くまでダクトで吹き出し口をもってきております。それで、合計6か所つけております。それで、なぜ今回多くしたかというと、我々設計者としては、何かあれば、1段目、2段目、極端に言えば、もう最善を尽くすということで、相当なセキュリティーを考えちゃうということで、多少お金がかかるとしても、サイドまでもっていこうというふうに考えた次第で増やしたと。当時、中央の3か所でも多分問題がないと思いますけれども、万が一、万が一ということで、慎重を期して6か所にしたということでございます。 53 ◯体育課長補佐(吉池義雄) 渡辺議員の修繕の問題と、関連団体からの要望書等についてお答えします。  修繕に関しましては、当初体育課では、今回の 891万円よりも多いものの提案を考えていましたが、10月16日の本体工事の報告によって、非常に多額なお金がかかるということが判明したものですから、私どもの方の当初の金額とは相当違った金額が出ておりますので、これは、修繕の方は、体育課としても自重せざるを得ないという判断をいたしたところでございます。  それと、体育協会関係団体からの要望書というのは、具体的には渡辺議員のおっしゃっているものに該当するかどうかわかりませんが、水泳協会から市民体育祭の水泳大会中止に関する質問状及び市民体育祭水泳大会及び今後の委託事業等に関する要望書等が文書で体育課の方に出されました。それにつきましては、体育協会事務局が体育館の中にあるんですが、現在水泳協会と体育協会の関係の問題として、体育協会と水泳協会が話し合いをしておりまして、その調整の上で改めて提出するか、提出をなかったものにするかという話し合いを体育協会内部としてするという形になっておりますので、体育協会の会長から私の方に、次長以上のところには、現時点では内部話し合いがつくまで待ってくれということで、私が保管しております。  以上です。 54 ◯企画財政部長(大久保伸親) 5点目の予算の圧縮の関係でございますけれども、10月の18日に理事者と教育担当の方で調整されたということを聞いてございます。私、総務企画委員会の行政視察に行っておりまして、そのときはおらなかったわけですけれども、そのような形で今回の予算の金額になったということだと聞いております。 55 ◯21番(渡辺大三議員) ご答弁ありがとうございました。  それで、再質問なんですけれども、今、伊吹課長の方から、割方大事な答弁が出ていたと思うんですね。それは、私が当初の設計を途中で変えたことによって、今回、場合によっては、その変更がなければ落下はしなかったんではないかという仮説を立てて質問をしているんですが、今、課長の方の答弁も、もし変更していなければ木毛板が割れても途中でとまったのではないかという見解が今出されたのかなというふうに思っているんですね。ただ、当時の業者は、強度上は落ちないであろうというふうには考えていたろうということなんですが、現実に木毛板が落っこってきていますから、それから考えれば、もし当初の設計でも、変更前設計であれば落ちてこなかったんではないかなというようなご答弁だったというふうに思っておりまして、私は、その点というのは、やはり重要なのかなと思っているんですね。木毛板、現物を見させていただきましたけれども、あれは確かにきちんとしていれば、そんなに簡単に落ちてくるものじゃないんですが、錆などが発生したりすると、やっぱりぼろぼろと崩れ落ちてくる。現実に今回も崩れ落ちてきているわけですね。そういう点から言うと、やはり私は当初の設計をやはり変更したことが、その点、落下事故につながった大きな原因の一つなのじゃないかなと思っていますし、今現実にそういうことが少し裏付けられるようなお話もありましたので、この点に関しては、重要視せざるを得ないと思っておりますが、もし補足で何か答弁があれば求めておきますけれども、その点どうかということですね。  私、そういうことを申し上げるのも、実は総合体育館に関しては、一つがエントランスのところの材質、雨にぬれると、言ってみると融け出してしまうということで、ぼろぼろになっちゃって修繕していただきましたよね。総合体育館の入口の前のところの、(「外」と呼ぶ者あり)外、外。雨にぬれるとあれは融け出すような材質だったらしくて、ぼろぼろになっちゃったんですよね。今も一部ぼろぼろですけれども、そうすると、あれも材質の選び方がおかしかったんじゃないかと。それから、大体育室の側面、あれも要するにバスケットボールとかああいうのが当たると、どんどん剥離してくるわけでしょう。あれも材質の選び方がどうだったのかなということで、これも前どこかで質問させていただいたことがあるんですね。今回の件も、そういう点で言うと、当初の設計から変えた部分で、そういうことが落下事故につながっているんじゃないかということを、そういうこともいろいろ重なってきているんで考えているわけですよ。そういう点に関して、もしご見解あれば伺っておきたいですね。  それと、キャットウォークに関して、今これも課長は、施設ができて5年がたてば、後は毎年定期点検が要るんだというような見解が示されました。ところが、その点検をするのに必要不可欠と思われるのが、キャットウォークなわけですよね。でないと、あれ点検できないですよね。あんなところね。そういうものでもない限り。そうすると、平成元年にできたんですから、平成5年ごろからは、毎年定期点検をしなきゃいけなかったわけでしょう。今の技術屋さんの課長の常識から言っても。そうすると、当初にそういう点検をするためのものがなかったということに関しては、これは、やはりおかしいんじゃないか。今あえて課長は、そこの部分の評価は避けられたんですね。今後は点検していきたいとおっしゃったんですが、もともと点検するためのこのキャットウォークなどがなかったということに関しての評価は、どうなんでしょうか。今後やっていくことはわかりました。是非そうしていただきたいと思っていますが、当初の段階で、これがなかったということに関しては、いかがなものか。  あるいは、今、課長は、5年経過したところからは毎年のように点検しなきゃだめなんだとおっしゃいましたけれども、じゃ、これまでの点検は、どのようにやっていたんでしょう。多分キャットウォークなどがないので、きちんと隅々まで見渡す点検はできなかったんじゃないかと想定されるんですよね。そういう点、どうなのかということに関して、もう少し、今後のことは今後のことでわかりましたけれども、そもそもなかったということに関してどう考えておられるのか、これは明確にしておいていただきたいと思います。  それから、ルーフドレイン廻りの件でありますが、今、課長から2つのことがおっしゃられた。一つは、屋根の上の落ち葉清掃で、一段低いところにドンとおりるその衝撃、これが悪影響を与えたんではないかということが一つおっしゃったことでした。それからもう一つは、本来長方形になっている木毛板のところを丸く切って加工したと。その加工したときに、木毛板の鉄線などが露出して、一番早くやられて、2か所において落下をしたのではないかと、こういう答弁をされているわけですね。そう考えますと、当初施工するときに、当然のことながら、鉄線などが露出したところに関しては、何か一定の補強等する必要があったのではないかと思われますし、また、そこから一番最初に傷んでくるということになれば、その他の何かのものをもって、これも構造的に補強する必要があったのじゃないかと。結果的には加工しっ放しで、切りっ放しで、鉄線がはみ出ているから、そこからさびて落ちてきましたというんじゃね、これはどういう施工だったんですかと、当然そういうことになるわけですよ。  その点に関して、今、課長からも、先ほど私が紹介したような形で明快に答弁があったわけですけれども、これも調査点検報告書などを読むと、きちんと書いていないんですね。こういう点に関しては、いかがなのかということに関して、きちんと見解を明確にしておいていただきたいんですね。市民の税金をこれだけつぎ込む補修をするわけですから、大本の工事が本当にきちんとしていたのかということは、やっぱり説明責任は、行政に私はあると思います。そういう点で言えば、先ほどの課長の答弁というのは、非常に重要な答弁でありまして、そういう長方形のものを丸く切って、切りっ放しで、そこからさびてくるなんていうことは、はい、わかりましたということにはなかなかならないのではないかと、そのように思われますが、いかがかということ。  それから、吹き出し口の件について再質問させていただきますが、万万が一のことを考えて、最善を尽くすために増やしたというふうに答弁をされております。それはそれで今後のことを考えれば大事なことだろうと思っておりますけれども、ただ気になりますのは、本当にその3か所、当初の3か所というので十分だったんでしょうか。きちんと行き渡るものなんでしょうかね。十分に行き渡るんだったら、ここで増設する必要はないわけですよね。ここで3か所のものを4か所じゃなくて、3か所のものを6か所にするというわけでしょう。倍にするということでありますから、そう考えると、私は当初3か所というのは、あれだけ大きな施設ということから考えると、隅々まで給気が行き渡らない不十分なものだったのではないかと。もちろんいろいろな基準上はクリアしていたかもしれないけれども、事実上は、隅々にまでは行き渡らないものだった。だから、ここであえて、その隅々まで行くようなものを3か所も倍増させて対応しなきゃいけないというようなことになっているんじゃないでしょうか。その点に関しても、私は、万万が一を考えたおっしゃるんですけれども、もう少し今後のこととしては、6か所にするということはわかりまして、そのことは、安全性の上からも大変ありがたいことだと思っておりますけれども、当初3か所しかなかったと。その3か所で、きちんと四隅に行き渡るようなものだったのかということに関しては、全然コメントがないんですね。そういうことを伺っておりますので、明確にしておいていただけないでしょうか。  そうは言っても修理本体でかかりますから、修繕関係いろいろとやりたいということはあったでしょうけれども、全部入れられないということはあったのかなと思っておりますが、できればリニューアルオープンをする4月の段階では、やはり大変ご迷惑をおかけしましたということと同時に、やはり来た人が、「ああ、きれいになったな」というふうに思っていただけるような対応を、予算の範囲内では是非お願いしておきたいと思っております。  また、要望書の方に関しては、今わかるようなわからないようなお話がありましたけれども、(「大ちゃん、一番よく知っているんじゃないか」と呼ぶ者あり)いえ、いえ、そちらの方は、私も個別に関係者の方にまた聞いてみますけれども、その他、前段でいろいろ伺いました質問に関しましては、是非課長、今後のことと、当初のことが問題がなかったのかということは、明確に切り分けて答弁していただけないでしょうか。言いにくい点もあるかもしれませんが、私は、先ほど来の課長の答弁を聞いていますと、どうも当初の施工というものに関しては、問題ありというふうにこちらが受け取らざるを得ないご答弁だったと思いますが、より細かく技術的な見地から、明確な見解を賜っておきたいと思います。 56 ◯市長(稲葉孝彦) 担当の方から答弁すべきかと思いますけれども、1点目に関しては、私の方から答弁をさせていただきたいと思います。当初の図面と竣工図との違いということがご指摘をされております。  当初どおりだったらどうかという質問に対しては、担当の方から答弁しておりますが、私があの体育館を見たのは、6月14日だったと思うんですけれども、小尾議員の一般質問があって、体育館をちょっと点検した方がいいぞということがあって、体育館を見に行きました。今回落下したところの反対側、対角線になる角の部分だったんですね。それで、それを見たときに、これはもうなおさなきゃだめだと、もう落下以前の問題があるということなんですね。これをやるとすると、設計調査をどこで補正するのか、当初予算でどう対応するのかということで、私自身、そこでもうやめようと、止めきれなかったんですね。それで、結果的に一部天井が落下したということになって、あのとき止めておけばよかったのかなという思いにもなるんですけれども、それ以外にも、つり金具ですとか、柱ですとか、かなりの劣化の部分があるんですね。ですから、変な話なんですけれども、やはりもうちょっときちっと点検すべきだったし、これがもし落下しないとなると、さらに継続して使っていたなという思いはあるんですよ。そうすると、災い転じてというところもなくはないなと、けがをする人がいなかったので、そういう思いも持っていまして、もしこれを継続して使っていたとすると、まあ大変なことになったのではないかなという思いを持つときに、ただ単に木毛板だけではなくて、やっぱり全体にかなり手を加えなければならない状況が生まれたということがありまして、そういう意味では、この部分が警鐘を鳴らしてくれたのかなという思いは持っております。  ですから、ただ一つ、これが当初の設計図どおりだったらどうかということより、それ以外のところにもかなりの問題が起こっていて、その方がかなり重大だったなというふうに考えております。 57 ◯都市建設部長(小林敬昌) まず、今回のこの調査報告書の件でございますが、まず1ページのところに、iiとしまして、屋根下地材の特殊木毛板についての考察が出てございます。ここに全体的な劣化は認められなかったということが、まず前段で出ておりますし、それから4つ目でご指摘いただいておりますように、四隅の腐食、ルーフドレインのところでございますが、ここの人がおりて歩くことの繰り返し、あるいはそこを通ることの繰り返しにより、衝撃を繰り返し受けたことが原因の一部ではと推察されると、これは結果論でございますので、推察ということでとまっておりますが、やはり管理面からも落ち葉の除去をたびたびやっているということも聞いておりますので、これはそのまま受け入れると、そういうふうに思っております。  ですから、四隅の、特に2か所部分落下しておりますが、それ以外は何も問題がないというふうに読み取れると思いますので、そういうふうにお考えいただきたいと思います。やはり特殊木毛板内の金網が塩素によって腐食して、これによって、たまたまそこの衝撃を受けたところが破損し、落ちたというふうに考察できるものでございます。  それから、キャットウォークの新設でございますが、これは、当初はローリングタワー等を使いまして、休館日を利用すれば、当然1日、2日は休館日になりますので、これをうまく利用しながら、当然これはローリングタワーをその場その場で組み立てなきゃなりませんが、本当は、これは、ローリングタワーというんですか、既設のものをつくっておいて、場所があればどこかにしまっておいて、いつでも出せるような状況になっていれば一番いいんですが、なかなか場所がないということで、発注しながら、委託しながら、そういうものをつくりながら点検するということで、恐らく考えているものなどございます。  ですから、こういうことを反省しまして、やはり委託業者じゃなくても職員ででも、1か所上がれればキャットウォークに乗って、安全に保守点検ができると、そういうことのために今回設けておりますので、当初がなかったからどうだと言われましても、やはりこれは当時はローリングタワーによる点検をと考えたものと思ってございます。  それから、ルーフドレイン廻りの切り口の処理でございますが、当然これはこれほど吹き出し口からの正圧にするための空気が来なかったと、そういうことによる、先ほども申しましたように、塩素による腐食でございますので、本来ならば、加工が適切に行われておれば、そんな状態にはならなかったというふうに、こちらも思ってございます。  それから、やはり正圧に保つには、3か所で十分かということがございますが、これは圧の問題でございますから、言われますように、満遍なく吹き出せば、一番正圧を保つでしょうが、当時としましては、圧を少し高めるだけでございますから、1か所じゃなくて、3か所ぐらいで十分正圧に保てるという設計になってございます。ただ、こういう経験をしておりますから、やはり満遍なくに正圧が保てるようにということで、今回は設計をしております。ですから、前の設計が正圧にならなかったかというのは、当たらないと思っております。  以上です。 58 ◯21番(渡辺大三議員) 本会議ですから、余り細かなこともと思っていたんですけれども、一つ切り分けて私は考えていまして、今後のことは今度のこととして、万全をやっぱり尽くすということは大事なことだと思っているんですが、また、それと同時に、なかなか技術的な話が多くなるので難しい面はあるんですけれども、そういう中でも、今かなり幾つかの問題点というのは、わかってきたかなと、私なりには分析をさせていただいております。  一つは、市長は、当初設計が途中で変更になったということよりは、全体が問題だったというようなお話もありましたけれども、確かにいろいろなところが危険な状態だった可能性はあるんですが、少なくとも今回直接の契機になったのは、やはりそのいわゆる落下事故ということになっているわけで、なぜ落下したのかということを軸に考えていきますと、まず最低限当初の設計どおりにやっていれば、仮に木毛板が一定腐食したとしても、その下にもう一つ構造があれば、そこから下は落ちてこなかったということが、先ほどの答弁でも確認できましたし、また、なぜ全体的には劣化をしていなかった特殊木毛板のうち、この四隅の部分が、そのうち特に2か所が非常に傷みがひどかったかということに関しても、今、部長の答弁でも、加工が適切ならこうはならなかったのではないかというようなご答弁がありましたけれども、言ってみるならば、長方形の木毛板を切って加工したときに、その後処理というものがないので、そこからさびたということでしょう。そういうことになると、やはり施工が適切だったのかということに関して、例えば不動産、いろいろなものを見ても、何かこう切ったときに切りっ放しって余りないですよね。普通そこのところを何か別の材質のもので塗って固めるなり、水分が入ってこないようにするなり、最低限そういう加工はしていますよね。水道工事とか、いろいろ見ても。  そういう中から言うと、今回の場合は、言ってみるならば、さびやすい鉄線などが露出する形で切ったままにして、そのままはめていたということも、そこからさびてきた大きな原因になっているということから考えれば、やはり私は設計の変更、あるいは加工の後処理などなどに関しては、やはりいろいろな問題があったということは、指摘せざるを得ない、そのように思っております。  ただ、きょうは予算の審議ということもありますので、是非ここでかなり大きな小金井市としては予算を使って修繕をするわけですので、万遺漏なく利用を再び供することができるように、是非行政として全力を挙げていただくようにお願いして、質問は終わります。 59 ◯24番(井上忠男議員) 2点質問いたします。  まず、体育館の問題なんですが、総合体育館を設計するときに、私、当時厚生文教委員長で、三多摩の深大寺公園の中にある調布市の市民プール、あるいは小平市の市民プールなどを含めて、あちこちの市民プールを視察をし、どのように設計することが望ましいかということで、市議会でも相当な議論がありました。そして、今、環境基本条例の策定を依頼している法政大学の先生に設計を依頼して、結果としては、小金井公園の自然と調和した設計にすること。設計の一つのコンセプトとして、小金井市のトレードマークを設計の中に生かすというような設計者の意図もあって現在のような設計が行われ、そして、三つの分離発注、本体工事、それから電気工事、それから水回りの工事で、総額26億円以上かかっての大きな工事だったわけです。  で、できあがってどういう問題があったかというようなことを見ますと、何か最近この24時間稼働のを12時間にしたのは、井上の一般質問が原因ではないかなどという人もいて、改めてきちんとしたいと私は思っているんですが、私の一般質問の質問の要旨と、それから議会だよりがございます。  私が、平成2年3月に総合体育館の問題点を改善せよという質問をしております。中身は、例えば更衣室のすのこが滑りやすいから、改善をすべきであるということや、採暖室の温度を含めて、お尻のところからのちょうど継ぎ目といいますか、すのこみたいなところから温風が出てきて、私はしょっちゅう当時泳いでいて、お尻が熱いわけですね。普通ああいう設計にしていないということ、それからシャワーを40度に合わせていても熱湯が出てきたり、水が出てきたりするということと、それからもう一つ、このときに取り上げているのが、屋上の騒音なんですね。  それで、当時、今もそうなんですが、関野町には地主会というのがございまして、そのことをきょう質問の趣旨じゃないので詳しくは言いませんが、できて以後、そういう方々にも呼ばれて、私が質問の中でも言っていますが、9時過ぎまで屋上のダクトの騒音がひどいと、何とかならないのかという質問をしているわけですね。当時そこの部分だけの答弁だけで言いますと、当時の高橋貞成教育委員会事務局主管が、確かに指摘のとおりであると。設計業者、施工業者、それから教育委員会と建築家の4者、それと請負、現在管理している業者、委託して管理している業者が会議を行って、協議をしたいと、こういうふうに答弁しているわけです。  私は、契約書の36条で、1年以内であれば設計どおり工事ができていない場合については、工事業者の責任であるということから、きちんとすべきだということと、それからもう一つは、もし欠陥工事であれば、10年間保障義務があるから、きちんとすべきじゃないかという提起をしておりまして、排気を止めろとか、何かそんなことを一切言ってないんですが、そんなことで、私にしてみるとぬれぎぬだなと思っているんですが、どこを読んでみてもそんなことは書いてありません。誤解のないようにしていただきたいんですが。  さて、できたときから、例えばシャワーの問題で言っても、ボイラーのモーターの出力があってないと。だから、一斉にシャワーをつけると、水が出てきちゃうということ。それで、だれかが止めると熱湯になるというのかな、そういう問題などあって、何回も改善してきたんです。恐らく体育館の問題で、一番多く質問しているのは私だと思うんですよ。そういうことで、できたときから、私はいろいろな問題があったと思います。改善もしてきたと思います。そういう中で、皆さん方専門家で設計者の意図と、それから施工業者を分離発注して行ってきたものが適切であるかどうかというものについては、26億円もかけての小金井市で当時最大の公共事業ということで、議会挙げて小金井公園の中にあった旧市道の廃道を1か所に集めて東京都に全部無償譲与するから、あの部分については、小金井市にただで貸してほしいというような政治折衝なども行われて、用地確保をしてきたわけです。工事に当たって、例えば私が五日市街道にプロパンガスを引くんじゃなくて、歩道にガスを入れて、あれだけの大きいガス工事をやるんだから、もっと関野町の人たちにもそのプロパンで使っている人は多いわけだから、東京ガスのガスを使えるように、この公共工事を通じて地元還元をすべきだなどということを含めて、地元の人たちともいろいろ協議しながら、さまざまな提案をしてきているわけなんですね。そういう経過の中で、今回このような問題が起こったことは、大変私は残念だとは思っていますが、さて、経過を述べた後、3点質問します。  まず第1点は、10月16日調査点検報告書が出されて、渡辺議員からも一定その中身の質問が行われているんですが、9月3日に入札しましたよね。9月7日から9月11日まで5日間現場調査をしましたね。それで、35日かかってこの報告書ができているんですね。なぜそうなんだろうかと考えてみました。そしたら、小金井市の発注した仕様書が、10月16日までに報告せよとなっているから、多分10月16日ぎりぎりに報告してきたのではないかと思われるわけですね。  それで、私は、この間の共産党の討論の中でも、3月まで体育館プールが使用できないとするならば、もっと早く予算を組んでおかないと、3月までで本当に修繕ができるのかどうかもわからないということで、一定の提案を討論でも述べているし、提案もしているんですけれども、この仕様書の在り方というのは、どういうことからこの10月16日を小金井市が指定したのかということが第1点と、それから第2点目は、積算書を仕様書の中に入れていますね。括弧して金入りと書いてありますよね。ということは、この業者に積算のお金を入れるべき、金額を提示すべきだというのが仕様書だと思うんです。今回、その結果に基づいて、恐らく皆さんの方には、この調査報告書と一緒に工事費の積算額が全部皆さんの方に報告書として提示されているんだろうと思うんですね。仕様書をずっと読んでいけば書いてありますよね。こういう図書が必要ですよということを皆さんの方で指示しているわけなんですが、さて今回予算が組まれました。 8,925万円の回収料と 891万円の修繕料ですが、その仕様書に守秘義務というのは入れないんでしょうかね。この調査して積算した額について、どういう文言にするかはともかくとして、積算の守秘義務の規定を入れないのはどうかなというふうに思うんですが、別なことがあるのかもしれないので、なぜ入れないのかということを聞いておきたいと思っております。  それから、3点目なんですが、建築監査制度というのがありますね。小金井市で建築監査を行ったのは、緑センターだと思います。施工管理というのはありますね。設計業者がいて、そのほかに施工管理をしているということがあると思うんです。建築どおりできているかどうかということを、きちんと第三者が管理、あるいは設計管理なのか監査なのか言葉上ちょっと正確でないんですが、そういう報告書が出ているのは、緑センターだけかなと思うんです。今まであちこちの請負工事をやっておりますが、報告書として議会に提出されたものは、私は、それ1件しか見ておりません。前原小学校の件もございました。今回のようなこともございます。私はどこに原因があったかということは、何か資料がないので十分でないということなので、それ以上追求はいたしませんが、今後のことも含めて、今述べたような緑センターで行ったようなことをきちんとやっていく必要があるのかなというふうに思います。  そういうことから、今後、これだけ、1億円かけて改修工事が行われた場合、今度の調査点検したところに頼むのがいいのかどうかよくはわかりませんが、発注者の意図どおり、あるいは点検した人の意図どおりきちんとしたものが行われているのかどうかということを調査することが必要じゃないかと思うんですよ。大きな事故にいたってはならないと思うので、国分寺市で体育館の天井が落ちて、いろいろ新聞で出ましたけれども、そういうことのないように、この工事以後もする必要があるのかなと思いますので、お聞きしておきたいと思います。  それからもう一つ大きな項目で、予算の市長の提案姿勢と、それから議会との関係です。改めて申し上げるまでもなく、地方自治法の 149条の2項で、市長の事務執行が規定をされております。その中の2に、予算の調製ということがあるわけですね。市長は予算を調製して議会に提案をしなければならないということで、 149条で決められております。そして、一方議会の方は、地方自治法96条の第12項で、予算確定の議決権は市議会にあると、こういうふうになっているわけです。それで、振りかえってみますと、3月の補正予算は、いろいろな会派によって若干受け止め方は違うんですが、私は、武蔵小金井南口の都市計画決定に必要な図書の作成委託料の繰越明許をめぐって補正予算が否決されたかなと、私はそう思っております。  それから、14年度の当初予算については、市長提案が再任用部分について、予備費に入れたものを予算修正が出されて、与党も含めて再任用を削ったものが当初予算として議決をされたと。それから、6月、9月の補正予算も、それぞれの理由によって否決をされました。こうして見てくると、市長が先ほど藤村議員や青木議員の質問などに答えているような方法で、これからの小金井市の予算編成を進めていくとすると、同じような問題がずっと起こってくるのかなということが懸念されます。  そこで、これからどうしていくか、市長としての考えを聞いておきたいと思うんですが、確かに予算の調製権は法律上市長にあります。で、市議会についても修正権はありますが、その予算の増額修正については、まだまだいろいろな問題がございます。例えば今度の点で言えば、予備費からまちづくりアドバイザー料を増やしたり、小・中学校の図書費を 330万円例えば増やそうとするということについては、前回のこの再任用の人件費を削るより、削ってこちらを増額するより、いろいろ調べてみるともっと法律上は困難なようです。議会の修正権はそこまで及ぶのかどうか、市長の提案権を侵害するのではないかという問題もあるようです。私は、議会の修正権というのはできるだけ拡大解釈するという議員の立場でもっていますので、必ずしも自治省のそういう見解に丸々従おうとは思っていませんが、いずれにしても予算の提案権に対する議会の増額修正など含めて、いろいろな制約があるわけです。さて、そこで、これまでのような小金井市の議会の構成などを含めて、先ほど市長が答弁しているような方法で、ずっとこれからも進むとすると、まだまだ同じ問題をずっとこれから抱えてくるのかなと思うんです。  私は、かねて何回か一般質問やその他で提案をしているんですが、町田市や、東大和市、あるいは東京都などの予算編成における執行部と議会と、事前の調整などを含めていろいろなことが行われていることについて紹介しています。もちろん各会派が予算書について要望書を出しておりますので、それをもとに市長が検討し、これは予算に組む組まないという問題があるんですが、議会全体との調整について、特別なシステムを持っているところもあるんですね。
     そういうことを含めて、小金井市は、一方の市民の代表である市長と、一方の市民の代表である市議会との、この予算の議決権という議会の持っている権能を生かして、市長も議決を経なければならないということを考えたときに、これまでの3月、6月、9月のことを踏まえて、私は12月に対応していかないと、同じ問題の繰り返しになるかなというふうに考えています。私の方から具体的にこうしなさい、こうすべきだということは言いませんが、まず1問目ですから、市長の考えを聞いておきたいと思います。 60 ◯教育部次長(中川 透) では、井上議員の第1点目のご質問でございますが、今回の委託の内容が、10月16日が納期ということで、その期間の問題につきまして、お答えします。  まず、体育課としましては、当時8月2日の事故がおきまして、市民に対して、1日も早く市民が安全にプールが利用できるような対応を考えるということで、まず早急に天井裏を点検しまして、また、その原因を調査しまして、その危険箇所を特定しまして、その特定された危険箇所を改修工事で1日も早くなおすと、その中で、やはり慎重を期すために、設計委託の業者に委託していまして、その設計までが含まれた今回の委託契約で、納期が10月16日ということなんで、一応そういうことで契約しております。  あと、先ほどの井上議員の当時平成2年の3月の一般質問について、きのう言ったとおり、私たちも当時の議事録ですか、そういうものを調べまして、井上議員は、3月9日の一般質問と、続く特別委員会等で騒音問題を言っていますが、プールのフアンの問題につきましては、そのずっと以前の2月20日にもう止めております。だから、その質問でどうのこうのというところではございませんので、一応一言言っておきます。 61 ◯建設課長(伊吹嘉一郎) 井上議員の2番目の金額の入れということでございますけれども、これは、実際に金額を入れるのは市の職員でありまして、要するに工種別の代価を業者がつくってきた中で、例えば特殊なものとか、それからポンプ、それから通常の東京都の単価にないものが、設計会社がそういう見積書を三社が三社持ってきた中で、市がその中で平均値をとるのか、通常を高くとるのかということで、市の方に来てもらいまして、その金額を入れさせていくと。それで、経費とか部がかりの、あるいは市の方が入れておくという中で、ここに金額入れと書いてありますけれども、全体の金額は出ません。その途中の必要なものだけを出させてやっていると。それで、最終的にそういうのを入れた後で、市の方が自分の部がかりの金額、経費関係を入れてやっています。これは、基本的には、概算は業者はわかりますけれども、実際に我々がやっているのは出てきません。  それと、守秘義務ということでありますけれども、市の方の仕様書の中に10番目で秘密の保持ということで、受託者本調査で知り得た事項並びに関連事項、当調査以外の者、要するに市の者以外には漏らしてはいけないという、この設計の場合は、こういう事項がありますから、これで歯止めをかけているし、出てきません。一応そういうことでございます。 62 ◯監査委員事務局長(岡崎祐三) 工事監査について、ご質問いただきました。  緑センターで、それ以後工事監査をやっていないのではないかというご質問、そのとおりでございます。それで、近隣市等やっている市、続けている市、ございます。それで、今ご質問いただいた件については、監査委員の先生にお伝え申し上げていきたいと思いますし、ただ井上議員のご質問で、管理監督の部分とも、若干何かご質問されておられるようですので、工事監査の部分では、そのようにお答え申し上げておきます。 63 ◯市長(稲葉孝彦) 井上議員の2問目に答弁させていただくわけですが、おっしゃられるとおり、3月の補正予算、6月、9月と、なかなか提案した予算が、議会のご議決をいただけないというのは、非常に残念だなというふうに思っております。我々も、議会のご理解がいただけるよう、できるだけの配慮はさせていただいているつもりではあります。さらに大きな政策的な問題点が発生してしまうと、それをクリアしていくのが非常に難しいのかなと思っております。各会派等の予算要望、または議会での一般質問などの要望などを聞きながら、適切に提案させていただいているわけですけれども、なかなか議会のご議決がいただけないのは、非常に残念であります。さらに増額の修正が出るということに対しては、長に対する執行権の問題等に絡むことがあるのかなという思いも持っております。ただ、修正すべき場合には、議会と長とが協議して調整していくのがいいのではないかなという思いを持っております。ただ、今、井上議員のご提案等に関しては、参考にさせていただきたいとそんなふうに考えます。 64 ◯24番(井上忠男議員) 1点目についてなんですが、私は体育館について、報告書の提出期限が、現場調査を行った9月11日から35日も過ぎた10月16日なっていることについて質問しましたが、余裕を見て35日をとったという趣旨の答弁でした。10月9日には臨時議会もあったんですね。本当にその仕様書で、いつまでに提出させるのが一番適切かということは、私は、正直言ってよくわかりません。専門家ではないのでわからないんですが、私が一番問題視しているのは、先ほど述べたように、3月末まで使用停止のプールの修繕を早く実施する必要があるということで、小金井の水泳連盟の方からも、私にいろいろ意見がありました。「出されている補正予算に修繕費が組まれていますか」と。「いえ、組まれておりません」と言ったら、「どうしてなんですか」というふうな、「いや、今調査中です」と。その方々は、体育館をよく使っていますので、いつまでに工事が終わるのかということについては、非常に関心を持っているんですが、市の指示がそういうふうになっているということが、9月19日の予算委員会に、体育館に絡む四つの資料が出ているんですが、その中を見ると、今述べたようなことになっている。今後この種の問題について、これだけの文書だったらもうちょっと早くできるのかなとは思うけれども、しかしこの文書をつくるに当たって、それなりの、やっぱり考察というか、専門家としてのものがその中にあるので、一概には私は言えませんけれども、今後是非改善をしていっていただきたいと思います。  それから2点目は、9月19日の議案第41号資料ということで出されたものには、今、建設課長が答弁された10番の守秘義務というのはないんだね、これね。9番しかないの、この資料はね。10番以降、どんなものがついているのか、私は、よく知りませんが、私が現在議会に配付されたものを見る限り、そういうものがないので、答弁の中に10番があって、守秘義務があるということであれば、それなりに納得をいたしますけれども、私はこの設計仕様書の6の設計仕様書の(2)に仕様書、積算書、計算書を指示して、成果品の提出の(3)のところに(3)の3)で、積算書金入りと書いてあるから、金額を入れたものを3部提出せよというふうになっているので、これから入札が行われるとすれば、適切な入札が担保されなければならないと考えているわけです。  私は、ちょっと不審に思っているのは、前に発言していますが、この体育館を設計した業者をこの点検の指名競争入札に参加させているということに不審を持っているわけなんです。私の資料請求にもあるとおり、予算委員会に出されましたが、昭和57年に基本設計委託料ということで、 5,000円で落札しているんですね。そのことが、いいか悪いかということは、いろいろ判断はあると思うんですけれども、やっぱり違った目できちんと点検してもらいたかったということがあって、今回そういうふうになりましたので、そのことは一歩前進かなとは思いますけれども、やはりこのような積算がきちんと、それをもとにして予算を組んで、そして適切な業者に落札をして、こちらが意図したものがきちんと実行されると、しかも適切な価格の競争が働いて行われるようにしていただきたいという趣旨で質問しております。  なお、監査委員会事務局からも答弁ありましたけれども、是非検討していただいて、本当に市民の税金で公共事業が行われ、その工事が適切かつ最小限の経費で行われているのか、いうことについて、第三者の目から見る必要があると。設計監査は別の1級建築士にお願いして、監査をしてもらうということを他市でもやっているわけですから、そういうことがやっぱり牽制システムとして、今、公共工事で進んできていますから、是非小金井市でも、このことを契機に取り入れていただきたいと思っております。  以上については、要望しておきます。私の発言の意図は、今まで述べてきたことにありますので、答弁は求めません。  それで、市長、予算の提案権と議会の議決なんですね。今、国会で、不良債権処理をめぐって与党の中でも若干温度差があって、大臣との関係でぎくしゃくしたりしています。一般的に提案者側は与党と調整すると。今まで小金井の市議会は、与党と調整すれば議会でそれが通ったという、そういう状況だと思うんですね。だから、そのままで、提案権は市長にあるんだから、後は議会が可決するか否決するか、議会の責任だと、こういう形で来たと思うんですよ。私は、その姿勢について、今後十分市長は謙虚にしていく、よく考えて改善をする必要があるんじゃないかと思うんです。ただ、今一番の大きな問題は、武蔵小金井南口の再開発事業をめぐって、市長が今流用で執行している問題などを含めて、私には私なりの考えがありますし、不審もありますから、簡単に市長の方からの問題提起について、はい、そうですかというようなわけにいかない、そういう部分もありますので、簡単ではないと思っています。しかし、いずれこういうような状況というのは、各地方自治体でも広がってくると私は思っています。  先日、総務企画委員会で行った豊田市は、39人の議員のうち、第一会派が31人なんですよ。自民党と民主党で31人もいて、もう39人のうち一つの会派が賛成すれば予算は通っちゃうんですね。はあ、こういうところがまだあるなと思って。別に豊田市について、私はこういうところがあるんだなと思った程度なんですが、小金井の場合の今のような状況に、あちこちの地方自治体がなっていくと思うんです。そういうときに、やはり市長として、今、私は野党ですから、こうこうこういうふうにしてほしいということは、今の市長の行政執行の上では具体的に述べませんけれども、考えはありますが、是非市長の方で謙虚に受け止めて、行政執行していただきたいということだけ申し上げておきます。 65 ◯23番(森戸洋子議員) 大きく2点伺っておきたいと思います。  9月の定例会の中で、共産党が幾つか指摘をしてきた問題があります。一つは、精神障害者のグループホームの運営費補助金にかかわって、十分に関係者に説明がされなかったと。本来出すべき家賃などについても出されていなかったなどの問題点を指摘をしましたが、その点や、総合体育館のプールの改修費を組まれたという点では、幾つか改善がされているというところは、私たちも認めていきたいと思うんですが、一つは総合体育館のプールの天井の調査なわけですが、次長の答弁の中で、何が原因でというか、そういうことはよくわからないという話でした。ただ、9月に行われた厚生文教委員会では、プールの換気扇が本来24時間回さなければならないものを12時間になっていたということなどが報告をされていて、やっぱり私は原因究明、それから責任の問題、これをはっきりさせるべきだと思っているんですね。厚生文教委員会の話の中では、仕様書にはもともと12時間になっていたみたいな話もあって、一体何が事実なのかというのがよくわからないんです。きょうも何か文書が見つからなくて原因はわかりませんと言われて、提案されてても、先ほども管理責任は一体何%かと、何%の予算が組まれているのかみたいな話があったわけですが、やはりそのあたりをきちんとはっきりすべきだと思っているんです。現状、当時の仕様書では、このプールの換気扇についてどういう回す時間になっていたのかということを含めて、ちょっと明確にしていただきたいと思います。  それからもう一つは、考察の中を含めて、キャットウォークをつけるとかありますが、今回の重大な工事を教訓にして、どういうふうに改善策をとろうとしているのかというのが見えません。本来5年間たったら毎年ごとに定期点検をしなければならないというのが先ほどの課長の答弁の中でありました。今後、二度とこういうことが起こらないようにするために、どういう対応策をとろうとしているのかということも、やはり明確にしていただきたいと思うんです。それがないと、私たちも大変 8,000万円という大きな金額の予算ですから、ああそうですかというふうにはいかないだろうと思うんです。それが1点目です。  それから2点目は、市長の政治姿勢の問題が先ほど来議論になっています。私、率直に言って、市長の提案姿勢には、一貫性がないということを厳しく指摘したいと思います。9月には、再任用に基づく人件費の予算を出されました。一方では、再任用を削除する修正案が出されました。削除する修正案は、否決をされたわけですよ。それは、議会がどういう意思かというのは、もうはっきりしていると思うんですよ。5回目の予算で出てくるかなと思っていたんですが、それも出ない。今回も再任用については出てこないと。(「それは無茶苦茶だよ」と呼ぶ者あり)無茶苦茶じゃないですよ。そうじゃないですか。そんなことないですよ。きちっと討論でも言っているはずです。市長、討論だって言っているんですよ、私たちは。そうでしょう。(「それは、森戸さん、通らないよ」と呼ぶ者あり)そんな通らないとか、そういう問題じゃないですよ。継続雇用制度は必要だということは、一貫して言っているわけだから。だから、そういう意味では、市長がもっとその点での姿勢をはっきりさせるべきなんじゃないんですか。だって、職員の皆さんには、一方では、再任用は9月に出しますと言って、私は、これはやるんですと言っていらしたわけでしょう。  じゃ、それだったら、武蔵小金井の南口の再開発事業だって、否決を2回もされているんですよ。それだったら見直すべきじゃないですか、市長。そういう姿勢をとるべきなんじゃないんですか。そういう姿勢もとらないで、自分の都合のいいところだけ議会の責任にするというのは、私は違うと思いますよ。ちょっと黙って聞いてください。市長、そうだとしたら、私は、今後きちっと再任用されない部分について、かなり影響が出ているわけですから、正規職員を対応するなどの一定の対応はなさるつもりがあるのかどうか、その点はきちっと市長の見解を伺っておきたいと思います。 66 ◯教育部次長(中川 透) 森戸議員の第1点目のご質問ですが、当時の天井裏の換気フアンにつきましては、仕様書は、開館当時から24時間運転ということで運転しておりました。それが、先ほどるる説明したように、翌年の2月20日に市の指示により12時間に変更しているということですので、仕様書の中では、当初は24時間、翌年の2月20日に12時間に変更の指示を市の方で出して、業者がそれにこたえて管理運営届を出しております。  それで、あと2点目の今後の対応につきましては、当然定期的な点検が必要で、今回設計の方に体育課の要望を入れてもらいまして、職員が点検もできるキャットウォークやルーフドレイン廻りのごみの清掃環境のメンテができるような鉄板の補強等入れてもらっております。  さっき漢人議員の質問でも答えましたが、この管理運営に関する、仕様に関する変更につきましては、その変更による影響度をしっかりと調べまして、また専門家の意見も聞くような場合があれば、そういうところで聞きながら、今後対応していきたいと思っています。 67 ◯市長(稲葉孝彦) 森戸議員のご質問をお聞きしまして、こういう質問の仕方もあるのかと正直驚いております。  私は、9月の定例会に補正予算を出すに対しては、森戸議員に賛成していただけるような予算を組むにはどうしたらいいかと、共産党の方々に賛成していただくにはどういう組み方があるかというのは、十分頭に入れて編成させていただきました。そういう意味で、いや、これは各会派、議会のご議決をいただくためにはどうしたらいいのかというのは、最大の配慮をさせていただいて出したつもりであります。これは、かなり痛みを覚えながらも、やはり出す必要があるなというふうに出させていただいたんで、私は、森戸議員からそういうご質問を受けるとは、全く想像だにしていなかったので、ちょっと驚いております。  そして、これからも予算は提案していくわけですけれども、先ほど井上議員からもいろいろアドバイスをいただいております。議会のご議決をいただいて、市民生活に影響を与えないような配慮をしていきたいと、そんなふうに考えております。 68 ◯23番(森戸洋子議員) 体育館の問題が、是非今後このようなことが起こらないようにしていただきたいんですが、原因は、元年24時間にしていたのを2年の2月に12時間にしたと。したがって、この換気の悪さが錆を一層早めて劣化の原因になったんだということなのかどうか、その点は、管理責任は、私は市にあると思うんですよ。そこは、市の方がどういうふうに受け止めていらっしゃるのか、その点は、はっきりさせてほしいと思うんですよ。業者が言ってそうしたんじゃない。市が2年2月に12時間にしますということは、当時のいろいろな行革との関係なのか等々、そのあたりを含めてどういうふうに考えていらっしゃるのか伺っておきたいと思います。  それから、2点目の提案姿勢ですが、私は、共産党に賛成してもらうと言うんだけれども、共産党だけじゃないでしょう、市長。(「それはそうですよ」と呼ぶ者あり)そういう言い方をされると、(「この間のは、共産党だけだったんだよ」と呼ぶ者あり)違いますよ。共産党だけなんて。そういう言い方というのは、市長、おかしいですよ。しかも、その私たちの反対討論じゃない、きちっと読んでほしいと思うんですよ。なぜ私たちが反対したのか。それはやっぱり市長の議会無視の再開発強行や、住基ネットの問題、それから先ほど言ったような精神障害者のグループホームの問題、予算というのは、あくまでも市長の行財政運営の鏡なわけですよ。市長、わかっていますか。(「はい」と呼ぶ者あり)もし議会の多数の意思を尊重するんだったら、なぜ武蔵小金井の再開発について、改めて議会ともう一度向き直して中身を見直すだとか、そういうことをやられないんですか。それは、市長が再開発にかける情熱があるからでしょう。  で、継続雇用が必要だ必要だとおっしゃるわけですが、そうだとしたら、やっぱりそれなりの市長の対応があってしかるべきじゃないかというのが私たちの見解なわけで、そこを是非私は受け止めるべきだと思うんですよ。再開発含めて、市長は今もなお強行されようとしているわけですが、その点については、今後見直すつもりはないのかどうか伺っておきたいと思います。 69 ◯教育長(小野武敏) 今回の総合体育館の天井の錆の主たる原因は、先ほどからるるご説明申し上げておりますように、開館当初24時間の作動でございましたが、平成2年2月20日から二つの主な要因、一つは、近隣住民からの騒音の苦情、それから非常に重なっております光熱水費の節減、この二つの理由から、当時の管理の責任者が指示をして、それで作動を12時間にしたということですから、市の方には、これは責任があるということでお答え申し上げます。 70 ◯市長(稲葉孝彦) 今回の予算には直接関係ないのかなと思いますけれども、南口再開発に対する考え方を問われております。  昭和37年に、道路等の都市計画決定をしてから40年間動いていないわけですね。それが、議会の中には、特別委員会を設けて南口の開発をどうしようかという議論を何十年にわたってやってきて、その間、各先進市を視察してきて、そして、我々は、平成12年3月23日に市の方針を示させていただいて、一定議会のご理解をいただいたと思っております。そういう意味で、私が市長でなくても、森戸議員が市長であっても、当然こういう選択をとっていくだろうと思っておりまして、小金井市が将来のまちづくりをする、南口がどうでもいいなら別ですけれども、きちっと町をやるとすれば、やっぱりきちっと今対応していくというのが必要なんだろうと思っております。 71 ◯23番(森戸洋子議員) 意見だけ申し上げておきたいと思います。  市長の市政運営は、率直に言って、私は、冒頭言いましたように、やっぱり一貫性がないと。一貫性があるのは、再開発、それからまちづくり問題、ここだけは、市長は、議会がいかに多数で、住民代表の機構である議会の多数が今の市長のやり方はおかしいと言っているにもかかわらず、この問題について真摯に受け止められない、それはやっぱり私はよくないと思うんですよ。その点は、市長は、私が市長だったら、稲葉市長と同じようなことをするとおっしゃいましたが、私は違いますね。これだけ多数が反対しているとしたら、やっぱりもう一度議会と向き合う、市民と向き合って、どういうまちづくりがいいのかというのを考えますよ。そういう姿勢を私は持つべきだというふうに厳しく指摘をしておきたいと思います。 72 ◯13番(斎藤康夫議員) 大きくは1点、プールの関連の質問をさせていただきます。  今回の調査点検報告書を見させていただいたんですが、十分読み込む時間がなかったものですから、ちょっと体系だって質問できるかどうかわからないんですが、まず、これ申し上げにくいんですが、余りいじわるな言い方はしたくはないんですけれども、報告書として完成していないんですね。未完成じゃないかなと思うんですよね。  それで、まず1ページ目なんですが、II番から始まって、調査結果というふうになっているんですね。それで、昼休みに、課長にどうなんでしょうとお聞きしましたら、いや、1ページ目は調査概要というものがありまして、それについては、全員に配付する必要がないというふうにお考えになって、資料としては提出されていなかったようなんですが、私、いただいたんですね。  それで、調査概要の中で、1として調査目的というのがあります。全部読むとちょっと時間がかかっちゃいますので、七、八行程度なんですけれども、最後に、天井裏を中心とした調査を実施することにより、現状の劣化損傷状況を明らかにし、今後の建物保全のため、改修設計及び施工方針に資する資料を得ることを目的とするということになっておるんですが、この中で、原因究明というようなことが出ていないなという気がして、それが全体の報告書に現れているというように考えております。  それで、まず1ページ目なんですけれども、ここで、調査結果概要ということで、まず1番、建築、それからa、b、cで電気設備という形になっているんですけれども、それから、その次の調査結果概要のほかのIIがないというのがあるんですけれども、その次IIIの考察に行ってしまうんですけれども、結果概要の中に、例えば考察や改修方法に関することまで入ってしまっていて、非常にわかりづらいんですよ。  ですから、その質問する上で、ページごとに質問をさせていただきたいと思うんですけれども、まず1ページ目からなんですが、例えばiiの屋根下地材の特殊木毛板についてなんですが、渡辺議員からも質問があったんですが、ドレイン廻りにひび割れを生じ、内部の鉄網が腐食して落下している箇所があったということで、それの指摘は渡辺議員のとおりだと思うんですが、今回の天井の下地が落下したのは、原因の一つとすれば、この問題、それからこれを引き起こす原因となっているフアンの24時間じゃない12時間運転というのもあったと思うんですが、またもう一つこの部分がちょうど屋根の管理をするために、パラペットの上からちょうどおりる場所になっていたということが、悪い条件が幾つか重なったかと思うんですが、それについて、ここでそのことは触れてはいるんですけれども、それではそれをどういうふうに対処するかということがないんですね。ですから、実はこの図面、これに対する図面をどうなっているのか見せてほしいと言いましたら、まだ入札前なんで見せるわけにいかない、それはまあ確かにそうなんですけれども、この報告書にもその後の調書にも触れていないものですから、実際この問題に対する、私は一番直接の原因といいますか、現象面として現れたということでは非常に大きな問題になるところですので、次の改修工事でどういう補強方法を講じるのかお答えいただければと思います。  それから2ページ目なんですが、このbの電気設備、実は漢人議員の方からもお話がありましたけれども、これは決して今回の屋根の落下事故に関することだけではないといいますか、照明器具の吊りボルトのことと、自動火災報知器の多分感知器ですか、それぐらいは問題あるかと思うんですが、実を言いますと、それ以外については、今回の屋根の落下工事とは別問題なんですよ。その別問題が書いてありながら、今回逆に落下工事に関しての明確な調査がされているのかなというのが2点目で、せっかくここに書いてあるんですけれども、それぞれの器具、これは防湿とか防滴とか、機種によっていろいろウォータープルーフの、防水の性能の種類はあるんですけれども、どの程度の材料使われていたかということがもしわかればで結構ですから、お答えいただければと思います。  それから、cの機械設備なんですけれども、これも渡辺議員から質問がありましたけれども、本来6か所必要であれば最初が3か所というのは、設計が不十分だったんじゃないか、もしくは最初が3か所で適切だとすれば、6か所に増やすことは過剰設計ではないのかということで、これは一定のご答弁をいただいているわけですけれども、何といいますか、何かものが起こったとき、この辺は、私も同じような立場になることがあって、非常に設計者としてできるだけ安くて効率がいいものをやろうとすると、たまにこういう現象も起きてしまうということがあって、この辺については割と私も何て言いますか、同情的ではあるんです。  ただ一つ、その後騒音を配慮し、消音チャンバーをつけるということになっているんですが、今回の場合は、給気のフアンですから、排気のフアンほどは、音は大きくないとは思うんですけれども、低周波騒音の検討をされているのかということなんですね。ご存じのとおり、人間の耳には聞こえないけれども、実際頭痛がしたりとか吐き気がしたりとか、私、フアンの音がそんなにうるさいとお聞きしたとき、現状を見ていないからちょっとわからないんですけれども、低周波騒音のこともあって、近隣の方が実際に耳に聞こえる騒音以上に不快感を感じているのではないのかなと思いますので、その辺の検討をされているかどうかなんですが、また、今回その中の2の最後の2行なんですが、ダクト経路の延長、消音チャンバー取り付けにより既存給気フアンの静圧が不足することになると、給気フアンを取り替える必要が生じると言うんですけれども、取り替えるというよりも、能力アップをするということだと思うんでよね。この辺も、ちょっと報告書として、余り表現が正しくないのかなということと、その後の「静圧」ですが、静かな圧になっていますが、これは正しい圧というふうに漢字では書けるのではないかなと、私もちょっとはっきりしたことは言えないんですけれども、どちらなのかを、いわゆる正圧、負圧、プラスなのかマイナスなのかということなんで、恐らく正しい圧に「正圧」じゃないかなと思うんで、それは教えていただければと思います。  それから、先ほどの漢人議員の質問に関連をさせていただいたんですが、明確なご答弁いただいてないんですよ。ここには、プール内空調用のリターンダクトについは、コーティングは施されている直ダクトを除き腐食が進んでいるため、取り替える必要があるということなんですね。私は、これは直ダクト、真っ直ぐのダクトは、コーティングされているけれども、曲がり部分についてはコーティングされてないというふうに、私、読んだんですよ。それが設計上そうなっているのか、また、これは言葉の表現だけで、実際はすべてコーティングをされているのかと、これは明確にお答えいただけると思いますので、是非よろしくお願いします。  それから、4番目の考察になりますけれども、ここにダクトの一部が脱落していたということですが、これは、先ほどのご答弁で、一部穴があいていたという程度だったと思います。それで、その真ん中からちょっと下に、パラペットから屋根に降りるときに加わる衝撃を繰り返し受けたことが原因の一部ではと推察されるが特定することは困難であると。ですから、これが全部の原因とは言いませんけれども、原因の一つになったということは、私は、これは明確にされてもよかったのかなというふうに思うんですよね。だから、逆に特定することは困難なんで、これが原因がどうかわからないから、この部分について、特別補強工事はしないよということになってしまうのか、その辺がよくわからないものですから、実際どうなんでしょう。  それから、5ページ目ですけれども、建築の、これは改修方法で、本来であればこの改修方法でずらっといろいろなことが出てくるんだと思っていたんですが、逆に前段の調査結果概要の中に入れるべき改修方法も入れてしまったものですから、電気工事などは1行になってしまっているんですけれども、これも余り適切ではないなと改めて思ったんですけれども、その中で、建築の3行目ですけれども、ステンレス板の施工形態から始まる3行なんですが、これ、果たしてこれだけ読んで意味がよくわからないんですが、これはこれでちゃんと設計され、施工されるんだとは思うんですが、ちょっとわかりづらい表現だなということだけ指摘をさせていただきます。  それから、3の機械設備の中で、天井内換気設備の給気フアンについては、ここもまた取り替えることが必要であると。なぜ取り替えるのか、耐用年数が来たからではなくて、能力アップが必要だから取り替えるわけで、これはただ単に取り替えるというよりは、能力アップという言葉を入れた方が適切だなと、それを繰り返していくと、この報告書自体の評価ということになってしまうんで、この程度にしたいと思うんですけれども、ただ、この機械設備の中に、ダクトの延長とか、後ほど出てくるキャットウォークとか、その改修方法の中に、何で入ってこないのかなという気がするんですよ。これは、課長にご答弁いただくことではないかもしれませんけれども、この報告書について、そういう意見を持っているということをお含みおきいただければと思います。  それから、調書の方なんですけれども、調書の1ページ目、それで、今度は工事件名、今後設計を含めて施工の名称、工事名称なんですけれども、天井等改修工事ということであれば、建築的に言えば、屋根は建築の主要構造部の一部、天井はそうではないということで言えば、屋根等の改修工事という言い方をした方が適切ではないかと思いますので、今後これは変えられると思いますので、是非変えていただければと思います。  それから、これ、何行目ですか、ちょうど中段になるんですけれども、アスファルトルーフィングを撤去して、改修後ですが、アスファルトルーフィング新設なんですね。それで、屋根通路下とかというのは、要するに点検用に屋根を歩くときに補強をするということだと思うんですが、これも本来であれば、報告書に明記するべきだと思うんですよね。それで、今度 1.6ミリの鉄板だけで、私は要するにこれ、上のステンレスの 0.4ミリの上に 1.6ミリの鉄板を置くということなんですけれども、これだけで本当に用を足すのかなという不安がありますので、これはご考慮いただければと思います。  それから、その下の母屋のピッチが 600から 455なんですね。それで、これは建築概要の最初で、垂木ピッチャー 600であり、指定された工法に基づいて施工されていると。要するに、正しい工事だったんだということであれば、なぜここでピッチを 455に変えるのか、安全を見るということだと思うんですけれども、この辺も当然報告書に記して、安全を見た上でそういうふうにするということを記されている必要ですけれども、そういうことがないんですね。  それから、例えば吊りボルトに関しても、ステンレス製の吊りボルトに新設するということ、それから発泡ウレタンを吹くということも報告書にないんですよ。ですから、今回は、調査報告する設計事務所と、今後設計していく事務所が一緒ということで、報告書の中で、報告書自体が完結していないんですよ。そういう意味で、私は、冒頭に申し上げましたように、この報告書自体が未完成だということなんですね。  それから、2ページの、逆に言うと2)の中で、機械設備工事の中で、先ほど言われた天井の中のダクトが、外部から腐食が進んで傷んでいるということを言いながら、ここに空調用ダクトが入っていない理由は何でしょうか。今回の工事に空調用のリターンダクトの改修は行わないということなのか、この資料だけで言うとそうなってしまうのかなと。ですから、この後、図面が出てくると、いや、あれも入っています、これも入っています、実は、これは入っていませんなんていうことに多分ならないのかなということで、私は、非常に今回の予算に関して、本当に正しいものか、今のところ判断するものが、この報告書とこの調書を見ると、少しクエスチョンマークを感じざるを得ないんですね。それで、ひとつわかりやすいようにご答弁いただければと思います。 73 ◯議長(小川和彦議員) 答弁を求めるところですが、暫時休憩いたします。        午後2時57分休憩      ────────────        午後3時30分開議 74 ◯議長(小川和彦議員) 再開いたします。  休憩前に引き続き、議案第60号に対する質疑を行います。答弁を求めます。 75 ◯都市建設部長(小林敬昌) まず、調査点検報告書のまとめの件でございます。  これにつきましては、設計も込みで、調査点検報告書ということでまとめていただいています。そういうことから、やはりまとめがそういう結果になっているのかなと思っておりますが、当然これは分離で、調査は調査、点検は点検ということで、設計は設計ということになれば、もう少しやはりご指摘のようなまとめ方があったのかなとは思ってございます。  それから、調書のまとめのことでございますが、こちらの方も、なるべく簡潔な形で、概要ということでまとめさせていただいております。そういうことで、ご指摘のように、やはり細かい仕様の分までは入ってございません。それと、設計の段階ででも、また、市の方としても精査する部分もございます。そういう中で、仕様が変わることもございますので、この程度のまとめにさせていただいたということでございます。  それから、各質問の最後の仕様等については、建設課長の方からお答えさせていただきます。 76 ◯建設課長(伊吹嘉一郎)斎藤議員の1点目の、木毛板の屋根の改修方法でございます。  これは、今までどおりの復旧と同時に、木毛板の上に 1.6ミリ、これは人が歩く端から約90センチの幅で、木毛板の上に 1.6ミリの鉄板を入れます。それと、屋根に今までパラペットがありましたから、そのところにはしご(ステップ)をつけて、屋根に衝撃を与えないようにおりると同時に、約70センチぐらいのパラペットの位置に手すりをやると。それで、その手すりがエルになっていますから、足が乗れるように、下にはしごがあって、手すりがあるというような、エルにやっていくということで、改修は、今までと違うのは、鉄板を入れているのと、屋根を歩いていくところの手すり、それから、もう一つは、母屋間隔を、今回屋根を取り替えるところだけに限って、真ん中の長方形を除きまして、それいじりませんから、それを今まで60センチあったのを45センチぐらいに母屋間隔をすることによって、今までとちょっと違う改修法をしております。  それから、電気設備はどの程度ということですけれども、これは、まずフアンも耐用年数に近いのと、ちょっと能力がないので、本来は 0.4キロ、で、幼児用プールの上には 0.2キロのフアンをやっていくということです。それで、当然ダクトも新しくなりますし、それと、この中で、リターンダクトは、これは新しくやりかえると。  それと、後先になりますけれども、リターンダクトの直管部分は、外部は焼きつけ塗装で、内部は塩ビのコーティングでございます。それで、今回穴があいたというのは、その曲がりで特殊な加工なものですから、塩ビのコーティングとかはできないんで、塗装したと。内外を、普通の油性塗装したというところでフアンがとまったために、そこが穴があいていたというふうな状態でございます。当初の設計は、ダクトが真ん中に吹き出し口が3か所、当初の設計も同じような 0.4だと思いますけれども、今度のフアンは、吸い込み容量が約1割ぐらいアップしているということで、それは精査しております。設計は、今、言ったようなコーティングとかできませんので、塗装になっております。曲がり部分は、内外塗装でやっております。  それと、フアンはそれですが、電気設備は、ほとんど照明器具の交換、それからスピーカーも交換、音量調節交換、監視カメラ台交換という、報知器も交換するということでございます。  それから、フアンと消音チャンバーの低周波ですけれども、これはまだ調べておりません。低周波というのは、いろいろなものが出てくる中で、これ、ちょっと調べて、そういうのを検討していきたいと思います。  それから、先ほど言いましたフアンによって天井を正圧、プラス圧ですから、正しい圧ということでございます。(「正しい圧だね」と呼ぶ者あり)正しいです。  それから、当初木毛板のひびの大きな原因は、木毛板が、塩素とか結露で傷んだのが原因のところに、パラペットからおりて衝撃を加えたのでひびが入ったと、それも原因だと思っております。  それとあと、先ほど今回は吊りボルトをステンレスにし、それから発泡ウレタンを吹きつけていると、それと鉄骨は全部塗装をすると。それから、空調のリターンのダクトは、全部新しくするということでございます。 77 ◯13番(斎藤康夫議員) 余り専門的すぎるというご指摘もいただいて、細かい部分については再質問いたしませんけれども、明らかに今回の報告書というのは、冒頭に申し上げましたように、私とすれば未完成な報告書だと言わざるを得ないというのと、繰り返し指摘させていただいて、それと、調書の中に余り細かいことは入れていないと言うんですけれども、今回のリターンダクトの改修が余り細かい問題じゃないと思うんで、これはやっぱり入れるべきではないかなと思っておりますので、これも改めて答弁は要りません。  それで、一つだけ、要するに脱落したと言われている実際に穴のあいたダクトですけれども、それは設計図書どおり施工もできているんだと。にもかかわらず外側の塩素を含んだ空気によって腐食したということで間違いないんですね。間違いないということであれば、とりあえず結構です。それ以上、私も指摘しようがないものですから。  それと、ちょっと1点だけ再度答弁をいただきたいんですけれども、屋上の歩行部分の補強の仕方がよくわからない。 1.6ミリの鉄板をステンレスの下に入れただけですと、私は余り補強的には効果がないと思って質問させていただいたら、階段状のものをつくって、そこに手すりをつけるということだったんですけれども、すみません、その件だけもうちょっと詳しく教えていただければと思います。 78 ◯建設課長(伊吹嘉一郎) パラペット状の壁の方にアンカーで入れて、それで、水平に約70ぐらいの鉄骨Lチャンを入れて、それからL型溝を立ち上げて、そこにパイプをずっと通していくと。(「 1.6ミリ」と呼ぶ者あり)いや、それは違います。ステンレスで 1.6ミリというのは、木毛板の上に入れる鉄板です。万が一、上の、今言ったはしごみたいなところを足を踏み外したら困るんで、その木毛板の上に 1.6ミリの鉄板はずっとコの字に入れていくと。万が一落ちたとき、一応そういうことでございます。 79 ◯2番(露口哲治議員) 簡単に質問させていただきます。  まず、プールの方からやっていきたいと思うんですけれども、プールの方で一つ、前回のときに、5回の臨時会のときに、改修等の設計委託ということで 312万 9,000円が載っかっておりまして、そうした中で、今回修繕・改善ということで 891万 2,000円載っかっておりまして、最終的に天井の改修ということで1億ちょっと超しているというふうに私は把握しているんです。先ほど来、長期にわたってプールを休むんだから、その後は、いろいろなところも含めて市民にサービスをしてはどうかというような意見もございました。私は、この中の、むしろ 891万 2,000円、この予算が、まさに担当者が現場を見まして、天井の改修に際して、一つの市民のサービスとして、車いす等の利用者に便宜を図ったすばらしい一面かなというふうに思っております。  そこで、もちろんプールのことにちょっと関連しているんです。シャワーのことがたしかあったと思うんですが、腰洗い場の件ですね。腰洗い場の件で、今、二つございます。一つは、子ども用の方、女性用のところから出たところだと思うんですけれども、浅い方。それから、男性の方から行くと深い方になっております。多分この浅い腰洗い場の方を一定埋めて、それでご不自由な方、車いす等ご利用の方がそこを通りやすくして、トイレ等に行きやすくするんだと思うんですが、私は、府中市の一つのプールなんか見てきますと、上からシャワーが来る、横からシャワーが来る、でも、なおかつ腰洗い場があるというのが一般的かなと思っているんです。その辺が、今回一つになってしまうということで、衛生面等で心配はないのかどうか、簡単にわかればご答弁を賜りたいと思います。  それから、もう一つなんですが、ページで言いますと、32ページになるんですけれども、鉄道線増立体化整備基金の積立金というところをやります。これは、関連してちょっとお伺いしたいんですが、最近私も知ったんですが、非常に情報が遅くて申し訳なかったんですが、いわゆる駅の駐輪場の問題ですね。今まで高礎高架部分の15%の中ではつくらないと。JRがつくってくれるという方針で運動をされていたと思うんです。ところが、最近またこの法律がちょっと変わるような動きがあると思うんですが、その辺のところを市長部局はどのように認識なさっていらっしゃるのか。  そして、関連しているので細かくは聞きませんが、その後、JRに対して駐輪場等をつくるように働きかけをなされているのかどうか、それをお伺いしたいと思います。  いずれにしましても、私もいろいろこの予算等を見ておりまして、まあ要するに財源がないからだという結論でしかないと思うんです。基本的に財源がないから、市民の方々から伺う言葉は、必ず市役所に行くと、「予算がありませんので」、あるいは「貧乏な市ですから」というような言われ方をする。非常に残念だなという気がします。  例えばこの歳入の面をとりましても、地方交付税を中心に、都の支出金等も含めまして、約5億 6,800万円減った。そのうち、約4億 7,900万円を住民減税補 債とか、臨時財政対策債で補った。また、繰越金として2億円補った。また、その一方で、当然ながら予備費というものは、枯渇状態にあるのではないかと思います。  これから、今回に限らず予算を見ていく場合に、例えば今回の財政のことに私ちょっと触れていますけれども、人勧等も大変厳しい状況等報告していますよね。東京都も含めて。やはりこういうときに、他市の財政状況を考えて、このいわゆる市債の発行等が当然の選択肢であるという形で押し進めていくのかということを一つ聞きたい。  それから、交付税、国等の交付金が減っていく中で、いろいろ起債をして、結果的にはこのページの中をめくってみましても、いわゆる年度末の予想では、3億円ほどの地方債が前年度時点よりも増えるという予想になっております。その点も含めて、どういう方針でやっておられるのかご答弁を賜りたいと思います。 80 ◯21番(渡辺大三議員) 3点目の、財政的なことに関して1点だけ簡単に伺いたいんですけれども、人勧の方が、国人勧、都人勧出そろいました。率などもいろいろ拝見をしているところでありますが、先ほど企画財政部長から、準予備費が 4,340万円でしたでしょうか、そんなような状況という中で、今後の年度間の財政運営など考えていくときに、国と東京都人勧の削減率というんですか、ペースアップじゃなくてペースダウンなんでしょうけれども、その部分で言いますと、近隣市では、国人勧で交渉するというような市もあるような中で言うと、小金井市は、これで人勧両方出そろいましたが、財政が大変厳しい中で、国あるいは東京都、どちらの率で今後調整していくのか、そのことによって、年度間幾らぐらい財源が出てくるかということが、また、いろいろあると思うんですが、その点もし今の段階で方針が決まっていれば教えていただきたいと思います。 81 ◯都市建設部長(小林敬昌) まず、自転車駐車場でございますね。高架下利用の関係でございますが、市の方で、現在まとめている中では、 5,025平米、これが使えるだろうということで想定してございます。この中に、自転車駐車場を入れますと、置く分だけでも約 9,000平米ございます。ですから、なかなか高礎高架部の中で処理するのが難しいものですから、担当委員会の方にお示ししているとおり、これは別枠で、JRの方に交渉していこうということになってございますが、その後の交渉は、やはり高架がもう少しできてこないと、東京都も中に入ることができにくい面もございます。そういうことで、今は中断しておりますが、これは、絶えず集まりの中では俎上に上げてございます。そういう状況でございます。 82 ◯体育課長補佐(吉池義雄) 露口議員の1点目の質問に回答させていただきます。  腰洗い槽の幼児用の部分の埋め込み工事についてですが、それが衛生面からどういう影響があるかということでございますが、小金井市の総合体育館のプールは循環ろ過装置、及び自動薬注装置がセッティングされておりまして、基本的には常に衛生面は保たれるという形になっております。プラス強制シャワーの方につきましても、今回横からという形で増設させていただきまして、もしその強制シャワー等に故障が生じた場合に、大人用の腰洗い槽が残されておりますので、そこでまた一定の形で使用していくという形で、衛生面的には十分対応できると思っております。 83 ◯企画財政部長(大久保伸親) 露口議員の3点目の関係でございます。市債等の発行の考え方ということかなと思ってございます。基本的に、いわゆる政策減税でございますとか、地方交付税の振り替えによります臨時地方財政対策債の発行につきましては、今年度やむなく発行したところでございます。それによりまして、市民サービスを維持するということで、考えてはいるところでございます。  今年度、非常に財政状況は厳しい状況だと考えてございます。繰越金が3億 1,900万円出たところでございますが、単純に考えますと、前原小学校の関係で1億円、総合体育館の関係で1億円、年度間のいわゆる財政調整のために1億円で、ほとんどない状況でございます。また、当初予備費に 9,000万円程度ありましたものが、いわゆる年度間の財政調整のために使われているところでございまして、その結果、充当後の予備費といたしまして 4,300万円と、このようになってございます。基本的には、長期的に財政運営を考えてまいりたいと考えておりますが、一つ建物をつくるにいたしましても、一般財源だけでは、それについては賄いきれない状況が続いてございます。したがいまして、できる限り、いわゆる国庫補助金、あるいは東京都の振興交付費等を活用しながら、実施計画上に盛られたものについては、起債等を充てながら考えてまいりたいと考えております。  それから、今回の予算書の45ページの関係でございますけれども、いわゆる前々年度末の現在高から前年度末現在高につきましては、3億 5,000万円程度減少してございます。これは、既存のいわゆる市債の発行の償還が終了したため減っているところでございます。ごらんのとおり、今年度3億90万円程度増えます。しかしながら、この主な原因は、臨時財政対策債であろうとこのように考えておりますので、今回の3億円増える見込みのものにつきましてはやむを得ない、そのように考えております。 84 ◯総務部長(白石隆男) 渡辺議員の国勧告、それから都勧告の給与改定の関係でございます。  これにつきましては、私ども、従来から小金井市の場合は、東京圏内ということで、生活圏内は東京都ということで、都人勧関係という形の分はご説明してございます。それで、どちらの方を今回とるかにつきましては、国の説明会、それから東京都の説明会終わって、今、私どの方、その件につきまして、十分検討している段階でございますので、まだどちらの部分という形の分は決定していないということでご報告させていただきます。 85 ◯2番(露口哲治議員) ありがとうございました。プールの件、大丈夫なんだなという気がしておりますので、ひとつどうぞよろしくお願いいたします。  あと、次に質問しましたJRとの交渉ということなんですが、これは、ある意味では、これからJRの高架化に向けて東口をつくるうんぬんということに際しても、もう既に市長自らが文書を送っているというような行動も起こしていると、私は思っているんですよね。ですから、決してまだまだ立ち上がってこないから、今は何もしないというのではなくて、駐輪場に関してJRの高礎高架部分の中はできないんだから、やらないという方針なんだから、JRの責任において駐輪場というものは必ず確保してくださいよというような発言を、もうすぐにでもしていただきたいというのが私のお願いでございます。その件について、何かありましたらご答弁いただければ助かります。  それから、やはり今回のことも含めて、去年から、臨時財政対策債というのが大きなウエートを占めてきておりまして、それが交付金のかわりみたいな感じになっておりますが、最終的には、市民の借金というふうな、僕は感覚でしか思っておりません。そうした中で、今の世の中、デフレスパイラル現象に入っていると言われているようなこの世の中で、やはり一つの自治体も、きちっと自分たちの財政で、そう借金は多くはしないで順調にやられていければ理想なんですが、それは難しいということで、このような形になっているんだと思います。  こうした中で、私は、極力、そのほかにも、先ほど財調なんかもほとんどないというような意見もありました。きょうは、そのことには触れません。そうした中で、財政的な面できちっとした方向性というものについて、やはり市民にアピールしていく。私たちは、この議会の中で、私はならしていただいてまだ短いんですが、要するにこういう予算をチェックできる人間にならなきゃいけないなと思って日々努力をしておるんですが、要は、私が今回質問しているような大枠での財政の内容というものも、十分に自分なりに把握していかなきゃならないと思って今回質問させていただきました。  先ほど、井上議員の方から、大先輩の議員の方から、そのほかにもありましたけれども、議会運営がどうのこうのというような話があったと思います。私も昨日ちょっと気になりまして、ちょっとずらっと書き並べてみましたら、定例会ごとに2回ずつ臨時会があるんですね。こういったのが、果たしてやっぱりよいのかどうかということも、私自身も疑問に思っております。今後とも、市政の運営の上では、なるべくこういった議会での意見を反映していただいて、よりよいスムーズな議会運営と同時に、市民が納得していただけるような行政に取り組んでいただけることを望みまして、私の質問を終わります。 86 ◯都市建設部長(小林敬昌) 今後も引き続き、東京都を通じましてJRの方へ働きかけをしたいと思います。特に今回の6市の中でも、武蔵野市と国立市と小金井市が高架下利用を使いますので、JRでは設置をすることをまず第一に、もしだめであれば、別枠で、無料で、これを市に貸すようにと、そういうふうな交渉をしていきたいと思っております。
    87 ◯議長(小川和彦議員) 以上をもって質疑を終了することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 88 ◯議長(小川和彦議員) ご異議なしと認めます。よって、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件については委員会付託を省略し、討論、採決を一時保留いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 89 ◯議長(小川和彦議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略し、討論、採決を一時保留することと決定いたしました。  ここで、議会運営委員会を開催するため、暫時休憩します。        午後3時57分休憩      ────────────        午後4時10分開議 90 ◯議長(小川和彦議員) 再開いたします。  ここで先ほど保留いたしました日程第3の保留を解き、討論、採決を行います。  議案第60号、平成14年度小金井市一般会計補正予算(第6回)。  本件については討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 91 ◯議長(小川和彦議員) ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。本件については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 92 ◯議長(小川和彦議員) ご異議なしと認めます。よって、本件は原案可決と決定いたしました。  以上をもって、本臨時会に付議されました案件はすべて終了いたしました。  これをもって会議を閉じ、平成14年第6回臨時会を閉会いたします。ご苦労さまでした。        午後4時11分閉会 Copyright © Koganei City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...